フィリピンに行く用事がある以外はたぶんもう使わないだろうなと思った。

 

一回使ってみて判断しようと思っていたが、結局、わざわざ使う必要がないと思った。

 

 

タイ・日本間にはたくさんの航空会社の直行フライトがあり、それを使う方がちょっとぐらい高くても(1、2万円なら)良いだろうと思った。

 

そういう意味でZIPとかエアエジアあたりが妥当だと思う。

 

直行便でも6時間7時間のフライト時間。ハワイに行くのとそう変わらない。

 

それをわざわざ迂回してフィリピンに一旦降りて、荷物を積み替えて、乗り換え便を長い時間待って、わざわざ日本までいく。もしくは日本から帰る。気ばっかり使って、時間と手間の無駄である。

 

今回はバンコク・成田便だった。

 

日本行きは夜中発、お昼過ぎ到着の便。そんな時間に夜食をとる必要はない。

 

タイ行きは朝9時半に成田を出て、6時前にバンコクに着く日中の便。これはタイミング的にはまあまあの便だ。乗り換えなので朝、夕と食事が出るが、7時間の直行便で一食あれば十分だろう。

 

この航空会社のいろいろな乗り継ぎ便をすべて調べてみたが、最短でも日本行きで3、4時間、タイ帰りで1時間半の乗り継ぎが発生する。

 

なんでこれまで一回も使ったことがなかったかというと、フライトをブッキングする際に、どこにも預け入れ荷物や手荷物の制限重量が記載されていないことだった。今回他社と比較していて、その難点がカバーされていた。この点は評価する。これまでは国際線をとばす航空会社としては最低の部類に入ると思っていた。

 

今回使ってみて一番目についたのは、荷物をたくさん持ったフィリピン人乗客が多くて、チェックイン・カウンターの前で荷物の詰め替えをやっていて、すべての乗客をチェックインさせるためにものすごく時間がかかっていた。往復便ともそうだった。どうりで遅延や混乱するわけだ。

 

なんであらかじめ荷物の数や重さをチェックしておかないのだろうか?ワチなんかお宿の秤を使って3回ほどパッキング演習をして万全のパッキングにしたぞ。結局、キャリーバッグ、デイパック、手提げバッグ、書籍を入れた手提げ袋、ジャケットのポケットに忍ばせるモバイル製品と5つに分けられ、すべての大きさと重量は把握済みにしたものだ。

 

荷物重量オーバーで手数料を稼ぐLCCじゃないのに、機内持ち込み手荷物7kgにこだわる理由はなんなのだろう。それも解せない。

 

食事はまあまあ。というか十分。安い便なので文句は言わない。

 

地上職員やCAの応接はそれほど悪くない。もちろん一機にひとりぐらいハズレもいたけど。

 

預け入れ荷物では日本行きの便でキャリーバッグのお守りが消えた。そんなもの持っていくなよ!

 

タイのチェックインでは、トランスファーの荷札が途中で紛失しないようにテープで頑丈にとめていて感心した。多分、フィリピンにある空港の荷物移送作業員を信じていないのだろう。

 

*2023/03/02 ニュース

フィリピンのマニラ空港。タイからマニラ経由日本行きのフライトのトランジットの保安検査で、タイ人男性が検査官に現金を奪われる被害が発生し、その様子がカメラに捉えられていました。

 

 

 

逆に、成田の航空会社カウンターでは接着テープもついていないペラペラのトランスファー荷札を使っていて、ベルトコンベヤーを移動中に脱落する可能性があるのではと心配した。作業員がちょっと893もんの雰囲気を漂わせているのも気になった。

 

機内持ち込み手荷物につける荷札の方には剥がれ落ちないようにわざわざ接着テープがついているのに。移動における振動が激しく、国際移動ではなくなりやすい預け入れ荷物の荷札がペラペラのストリップって逆じゃないか?やはりこの航空会社のトンチンカンぶりが目につく。

 

そのことが気になってマニラ空港のバンコク行きゲートでキャリーバッグが積載されたか聞いたら剣もほろろに断られた。そんなこといちいち調べていられるかというコメント付きで。それにちょっと遅延したがそれに関するアナウンスもなかった。まとめれば、やはり安かろう悪かろうということだと思った。

 

まあ一回使って懲りたからいいけど。お勉強代である。