もうすっかりタイのローカル社会に馴染んでしまった。
多くの人が低賃金で生活苦に悩んでいる。
そっちのムードに引っ張られて久しい。
でも今日はちょっと違った。
最近は人のいないお昼どきにアパートのプールに行っている。そこで遠慮なく、プール全面を使って、ゆっくりと1000メートルを泳ぐ。
プールに行って、亀のようにゆっくりと泳いでいたら、今日は心が空っぽに近づいた。
今日は風があって木々の葉っぱがたくさんプール底に沈んでいた。泳いでいる途中に時々潜ってはその葉っぱを拾って遊んでいたのも良かったのかもしれない。
途中で立ち止まって周りを見渡すと、南国の木々や草花がたくさんあって、ああ、今ぼくは南国にいるんだなーと感慨深かった。そんな気分になったのは久々だと思う。
住んでいるアパートは街外れにあって周りは緑も多く、車の騒音もなく、実は意外にナイスなのだった。そう言えば、コロナのせいで、こんなのんびりした生活をしたのも人生で初めてのことかもしれない。何がどう幸いするか分からんぬものだ。