グランブルーファンタジーサイドストーリーEPISODE 2 | まもちゃんのブログ

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俺は2020年東京に住むゲーム好きの男性だった。ある日、念願のグラブル というゲームの最終コンテンツ、アルバハHL単独ソロでの討伐に挑戦する。討伐は無事成功したのだが、その後、突然意識を無くした。

気がつくと、そこは中世の様な世界だった。だが、モンスターは出るは、太陽は2つあるは、明らかに異世界だった。

困っていた俺を助けてくれたのは、3人の冒険者だった。俺は彼らからの情報により、ここは昔の懐ゲー、ファイナルファンタジーの初期の頃の世界と気が付いた。

理由は解らないが、とても困った。帰る方法も解らない。そしてそれ以外にも問題があった。俺の外観は女の子だった。例のアルバハHL戦の時にグローリーというジョブで挑んだ。このゲームは主人公の性別を自由に変えられる。俺は女性版主人公ジータでプレイしていた。そして、この世界での俺の外観は女の子である主人公ジータそのものだった。

 

色々問題はあったが、俺にはグラブル のジョブのアビリティや召喚石、などが使える事がわかった。その為、最初に出会った、3人の冒険者のパーティの召喚士として迎えられる事になった。

 

「先ずはジータちゃんをギルドに登録しないとな。」

 

リーダー格のアベルが言い出した。

 

「冒険者になるにはジョブの登録が必要だ。」

 

「そうだな、いくらジータちゃんのジョブが聞いたことが無いとしても、冒険者として活動するのなら、登録が必要だな。」

 

「早速ギルドへ行こう」

 

こうして俺は皆に連れられて冒険者のギルドを訪問した。

 

「この人です。新人です。」

 

「おやおや、可愛らしい冒険者だね。早速登録しよう。ちょっとお待ち」

 

「最初は戦士からだよね?」

 

「え?ジータちゃん、戦士するつもりなの?」

 

「うん。グローリーは戦士系だよ」

 

「え?だって、召喚魔法使ってたじゃ無いの?」

 

「あれは全てのジョブで使えそうなんだ。他のジョブは試して無いからわから無いけど。」

 

「まあ、何であれ最初は戦士職からなのは同じだからいいんじゃ無いか?洗濯肢は無いんだから。」

 

「はい、用意できたよ。」

 

ギルドの職員が小さな白いプレートを俺に渡した

 

「何これ?」

 

軍隊のプレートみたいだ。

 

「それが玉ねぎ戦士の証だよ」

 

「玉ねぎ戦士?何ですか?それ」

 

「この大陸のギルドに入った際に最初につく職業だよ。」

 

「そうそう、最初はみんな玉ねぎ戦士」

 

プレートには玉ねぎ戦士1Lv1と記載されていた

 

「かっこ悪い、これ嫌。」

 

「ジータちゃん、ギルドに所属した場合の規約なんだ。最初は玉ねぎ戦士からスタートして順番に違うジョブにつける様になるんだ。ジョブの証が無いと、各ジョブのスキルを伝授してもらえ無いし、武器や防具、魔法も売ってもらえないんだ。ジータちゃんの技量は知っているけど、でも、これからの事を考えるとギルドに入って方がいいよ。モンスターを倒した報酬を支払ってくれるのもギルド何だよ。」

 

「そうだよ、ギルドに入っていないと仕事にありつくのも大変だよ。ジータちゃん、記憶ないから、思い出すまで、俺たちと冒険者をするしか無いと思うんだ。そうしたら、ギルドに入って俺たちと同じ冒険者になった方がいいよ。」

 

「はー、わかったよ。俺、玉ねぎ戦士になる」

 

「じゃ、お願いします。それとこれお代100 GOLD」

 

アベルが職員に代金を支払い、俺の玉ねぎ戦士の登録が完了する。玉ねぎ戦士の証のプレートをもらって、首に身につける。

 

「まあ、アクセサリーだと思えば。」

 

「そう言えば、ジータちゃんの剣を買わなければね。」

 

「そだね。」

 

俺達は次に武器屋に向かった。

 

「玉ねぎ剣士の剣1本ください。」

 

「はいよ。こんな時期に珍しいね。そらよ。」

 

俺は1本の剣を受け取る。

 

「これ木刀でわ?」

 

「まあ、最初から良く切れる剣だと自分を傷つけたりするからね」

 

「うー、かっこ悪い。」

 

「まあ、まあ、あくまで形だけだから、ジータちゃんの召喚魔法の凄さは知っているから。」

 

こうして、街での1日が終わった。俺たちは宿屋へ向かった。

 

「4人お願いします。」

 

「1人部屋でいいのかね?」

 

「いや、3人部屋と1人部屋でお願いします。1人女性がいますので。」

 

「何で?4人部屋でいいじゃん?」

 

「いや、それはマズイよ。何かあったらどうするんだよ。」

 

「いや、だから、俺、男だって。」

 

「ジータちゃんはそういうけど、どう見ても可愛い女の子だよ。宿屋さんも困るよ。」

 

「そうなのか?俺、そんなに可愛いのか?」

 

『そうだよ』

 

アベル、カイン、エリクソン皆んな同意する。

 

「そっか、じゃ、何かあった時は優しくしてね」

 

「あ^^^^^^」

 

「ジータちゃん!」

 

「ごめんごめん。ちょっとふざけただけだよ。」

 

「確かに色々困るよね。それとありがとう。俺だけ1人部屋で。少し高くなるんでしょ?」

 

「まあ、対して変わらないよ。気にしないで」

 

「そうそう、俺たちこう見えても、もうLV20超えそうだから、結構稼げるんだ。」

 

「ありがとう!」

 

こうして俺たちは皆で食事をして、一泊を宿屋で過ごした。

 

一人で部屋に入るとゆっくりお風呂に入った。疲れが取れる。

 

部屋には鏡があった。俺は改めて自分の容姿を確認した。

 

やはりジータだった。グローリーのジータ。なかなかの美少女だ。

 

これは皆んな惚れてるな。俺は確信した。一方、自身の容姿やスタイルがいい事を確認するが、自身の身体に自分があまり興味を持た無い事に驚く、鏡に映ったジータの肢体は美しい。綺麗だな、と自分で恥ずかしいけど、思った。でも、男の頃の俺だったら、鼻血ぶーもののはずだ。でも何も感じ無い。

 

「身体だけじゃ無いな、心も女性化が進んでいるんだ。早く戻らないと心も完全に女性化するな。早く戻らなきゃ」

 

正直、アベル達に好感を持っている。それは以前の男性へのものとは少し違う様な気がした。

 

「やばい、やばい。」

 

「あ!」

 

俺は重要な事に気が付いた。

 

「パンツが無い」

 

そう、着替えが無い、どう考えてもアベル達のは借りられない。

 

「もしかして」

 

俺は心で念じた。ジョブチェンジ、もしかして

 

一瞬、意識が飛ぶ、そして、俺のジョブは変わった。そして衣装が変わった。

 

俺はグローリーからウォーロックにジョブチェンジした。

 

「やった、服、真っ新だ。」

 

明日皆んな驚くだろうな。

 

俺は服を脱いで、裸でベッドに入った。疲れたのかぐっすりだった。

 

こうして、この世界の1日が終わった。