「人に頼まれると、断れないんです」
今回のご相談は、
はっきりしていました。
40代の男性。
職場でも家庭でも、
頼られることが多い。
本人もそれに応えてきたし、
特に大きな問題があるわけではない。
ただ、
ひとつだけ繰り返されていることがありました。
👉気づくと引き受けている
👉あとから負担になる
👉でもまた同じことを繰り返す
「もう少しうまくやりたいんですよね」
いわゆる改善の相談です。
断り方を覚えるとか、
距離の取り方を工夫するとか、
そういう方向にも見えます。
でも、
話を聞いていると
少し違う感じがありました。
そこで、ひとつだけ聞きました。
「頼まれた瞬間、何が起きてますか?」
少し考えてから、
こう返ってきました。
「…ほぼ無意識ですね」
ここがポイントでした。
考えているわけでも、
迷っているわけでもない。
👉気づいたときには、もう引き受けている
つまり、
「断る・断らない」を選んでいる感覚が
ほとんどない。
それをそのままお伝えすると、
彼は少し驚いたように
こう言いました。
「じゃあ、選んでないってことですか?」
その感覚は近いです。
👉出来事が起きる
👉反応が起きる
👉あとから意味をつける
この順番で見ると、
「断れなかった」ではなく
👉あとからそういう解釈をしている
ここが見えてくる。
では、これが分かると
何が変わるのか。
ここをはっきりさせておきます。
結論から言うと、
👉無理に変えようとしなくなる
これが一番大きいです。
「断らなきゃ」
「変わらなきゃ」
と思っている間は、
同じことを繰り返しやすい。
でも、
👉気づいたらやっている
という構造が見えてくると、
その場で無理にコントロールしようとしなくなる。
するとどうなるか。
ほんの一瞬ですが、
👉間(ま)が生まれる
今までは
頼まれる → すぐ引き受ける
だったものが、
頼まれる →(ほんの少し間がある)→ 引き受ける or 保留する
この「間」があるだけで、
体験が変わります。
必ず断れるようになるわけではありません。
でも、
👉自動だった反応に、余白ができる
これが現実的な変化です。
彼の場合も、
その場で何かを変えたわけではありません。
ただ、
「無意識でやっている」
と見えたことで、
👉その後の場面で、一瞬だけ立ち止まれた
と後日話してくれました。
それだけです。
でも、
その一瞬があるかどうかで、
積み重なりは大きく変わってきます。
もし同じように
「断れない」と感じているなら、
まずやることはシンプルです。
👉断ろうとしなくていいので
👉その瞬間に何が起きているかだけ見る
それだけで、
今までと少し違う流れが生まれます。
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