カウンセリングやヒーリングを通して

最近あらためて静かに感じていることがあります。

それは、
人生は思っていたほど複雑ではないのかもしれない、ということです。

 

ほとんどの人が、気づき始めると共通してこのように言います。

今までは、
人生には意味があり、目的があり、努力して何かに到達しなければならない

と思っていたと

 

成功とか、成長とか、悟りとか、覚醒とか。
人はそれぞれの言葉で「何か」を求めて生きているように見えます。

しかし、数回のセッションで、
少し違う見え方が静かに現れてきます。

まず確かなことは、
今この瞬間にも

見えるものがあり、
聞こえる音があり、
体の感覚があり、
思考が浮かび、感情が動く。

そういう体験が起きているということです。

私たちはそれを
「人生」と呼んでいます。

しかし、その体験をしている「私」とは何なのか。

静かに見ていくと、
見つかるのは

思考
感情
記憶
身体の感覚

そういうものです。

けれど、それらを所有している
固定した「主体」というものは、どこにも見つかりません。

思考は勝手に浮かび、
感情も自然に動き、
体は呼吸し、心臓は動き続けています。

人生は
「自分が動かしている」というより、

ただ生命として
起きているようにも見えます。

科学の世界でも、似たようなことが言われています。

私たちが見ている世界は、
目や耳から入ってくる光や振動を
脳が処理して作り上げた知覚の世界だと言われています。

つまり、
私たちが「世界」と呼んでいるものは、

ある意味では
脳の中で構成された認識でもあります。

しかしその脳もまた、
原子や分子、電気信号でできた現象です。

さらに物理学では、
原子はほとんどが空間でできていて、
粒子は波のような性質も持つことがわかっています。

つまり、
私たちが「物質」と呼んでいるものも、
固定した実体というより、

エネルギーや現象の流れとして存在しているようです。

宇宙全体が、
何か固いものの集合というより、

絶えず変化している
現象の流れのようにも見えます。

そして人間もまた、
その流れの中に現れている生命の一つです。

人は昔から、
この世界を理解しようとしてきました。

そこで生まれたのが

宗教
哲学
科学
スピリチュアル

といったものです。

魂という考え方もあれば、
神という概念もあり、
守護霊や天使、アカシックレコード、多次元宇宙など、
さまざまな説明があります。

どれも
この世界を理解しようとする
人間の思考から生まれたモデルです。

それらを否定する必要もありませんし、
信じる人がいてもいいと思います。

ただ、どれも
「説明の形」の一つなのかもしれません。

多くの思想は、
最後には「すべては一つ」という理解に行き着きます。

宇宙も生命も意識も、
すべては一つの存在の現れだという考え方です。

それはとても美しい見方だと思います。

けれど、さらに静かに見ていくと、
そこにもまた

「一つ」
「宇宙」
「意識」

という概念があります。

それらの言葉さえ手放してみると、
残るのはとてもシンプルな事実です。

ただ生命が現れていて、
さまざまな体験が起きている。

そう考えると、
人生は何かの試験でも、
修行でも、
合格しなければならないゲームでもないのかもしれません。

ただ生命の体験として
いろいろな出来事が起きている。

喜びも、
悲しみも、
出会いも、
別れも、

すべてその体験の一部です。

愛する人と分かり合うこと。
誰かと笑い合うこと。
自然の中で風を感じること。
車を走らせること。
焚き火の前でぼんやりすること。
猫が横で眠っていること。

そういう何気ない瞬間も、
すべて生命の体験です。

それを深刻に考えすぎなくてもいいのかもしれません。

生命はもともと

呼吸をし、
心臓を動かし、
思考を浮かべ、
自然に流れています。

人間もまた、
その流れの中にあります。

無理にコントロールしなくても、
人生はすでに動いています。

だから、
何か特別な人間になろうとしなくてもいい。

誰かと比べなくてもいい。

何かを証明しようとしなくてもいい。

ただ自然体で
今の人生を味わえばいい。

昔の日本の文化も、
どこかそんな空気を持っていた気がします。

競争ばかりではなく、
自然と共に生き、
それぞれが自分の役割を楽しみながら暮らす。

力まず、
誇示せず、
けれど凛としている。

そんな生き方です。

難しいことを考えなくても、
人生はすでにここにあります。

ただ生命が現れていて、
その体験として日々が流れている。

もしそうだとしたら、
少し肩の力を抜いて、

この人生を
もう少し軽やかに楽しんでみてもいいのかもしれません。

正しさよりも、
楽しさを大切にして。

もし興味があれば、
気軽にセッションやワークについてお問い合わせください。