増田丞美のオプション塾ブログ -197ページ目

米株式市場は続伸、ボラティリティ低下

9月に入ってからの米株式市場は安定しているように見える。先週金曜日の米株式市場は上昇しそしてボラティリティはさらに低下した。S&P500オプションのインプライドボラティリティは再び20%を切った。それに伴いボラティリティインデックスも低下した。市場参加者の安心感が反映されている。
9月限オプションは9/17に期日を迎える。この日は株価指数先物、株価指数オプションそして株式オプションの3つが同時に期日を迎えるので「トリプルウォッチ」と呼ばれている。通常は波乱要因となる。問題はその後の10月相場である。過去の統計を見ればわかるが、10月は「暴落」が多い。1929年の世界恐慌に繋がった株価の大暴落は10月に起こった。比較的最近では1987のブラックマンデー、さらに最近では「リーマンショック」(9月は1回目、そして、2番目が10月の株価急落だった)。このように、毎年10月は警戒すべき時期となる。そして、当然ながら、ボラティリティは増加し易い。しかし、警戒しすぎることはない。この時期はオプショントレーダーにとっては稼ぎ時なのだ。筆者はこの時期にいつも積極的に出動して利益を上げることに成功してきた。チャンスをじっと待ち、果敢に攻めたい。

S&P500(米株価指数)

S&P500は続伸した。ボラティリティはやや低下した。来週金曜日(9/17)はトリプルウォッチ・デーである。つまり、株価指数先物、株価指数オプション、株式オプションが一斉に期日を迎える。通常は波乱が予想される。
S&P500オプションの「デルタニュートラル」ポジションは既に決済し(利益確保)し、10月限にロールした。同時に、ボラティリティスプレッドも10月限にロールした。
9月は現在のところレンジ相場に終始し大きな波乱はない。サイクル的には10月はいつでも注意を要する。10月のポジションは慎重にいきたい。

一進一退の米株式市場

火曜日大幅反落した米株式市場は水曜日は反発し、ボラティリティは減少した。
S&P500オプションのインプライドボラティリティは再び20%近くまで低下した。米経済はなお弱いが景気後退懸念は遠のいているとのこと。マーケットが大幅に急落しなければボラティリティは一定のレンジで推移するだろう。
このような相場展開はオプションでは難しくない。また、オプションならではの特性を活かせば利益を得易いであろう。詳細は当HPのオプション戦略を参考にしてほしい。