ずっとテレビなどのインタビューで、欧米の若者が、小さい子でもしっかり自分の意見を
言うので、すごいなと思っていた。
どうしたらあんな風に、自分の意見を言えるようになるのだろうと思っていたけど、
カナダ人のマイクのこの話を聞いてハタと納得した。
そりゃ小さいうちから、こんな風に質問されたら、しかも人と違う意見を
言わなければならないとしたら、嫌でも考えざるを得ないよね。
人と違うことを言おうと思ったら、より深く考えないといけない。
より多くの知識も必要になる。
理論的に考えることと、知識を増やすことの両方が必要になるよね。
一方日本では覚えることだけに必死にならなくてはいけない。
成績はほとんど暗記力で決まってしまうからね。
日本の学校も、先生の言ったことをそのまま覚えさせるというような授業ではなく、
子ども達に考えさせ、意見を言わせることを多くすれば、自己肯定感が高くなり、
違いを認められるようになるのではないかな。
もっとも、出てきた意見を否定してしまうと、逆効果になってしまうから、要注意だけど。
私は日本文化にも誇りを持っているし、好きだけど、この点は欧米を
ぜひ見習いたいと思っている。
*このシリーズは、どちらがいいとか悪いとかではなく、自分や自分たちの考え方や
あり方を考えるヒントにしてほしいと思って書いています。