大人にならないとできないこと。
大人にならないと行けない場所。
そんなことが、たくさんあればあるほど、大人への憧れを生むのかもしれないと思う。
文化的な違いはもちろん、住宅事情とか生活環境とかいろいろ要因があると思うけど、
欧米では、大人と子どもの線引きが、日本よりハッキリしている。
だから、欧米の子どもは、早く大人になりたい、早くひとり立ちしたいって、
思うんじゃないかな。
日本の親はいつも子ども優先で、子どもと一緒に過ごすことが多いから、
大人の時間や大人の場所があることを、ほとんど子どもに見せられないよね。
だから、「大人っていいな」って思うこともないかも。
それって、大人に憧れるチャンスを奪っていることになるのかも。
大人に憧れることがなければ、大人になりたいとも思わないよね。
いつまでも親のそばで、親に甘えている方がずっと楽だし。
私が子どもの立場でもきっとそう思う。
でも、子どもの人生を考えると、それは本当に子どものためになるのかな?
*このシリーズは、どちらがいいとか悪いとかではなく、自分や自分たちの考え方やあり方を考えるヒントにしてほしいと思って書いています。