2021年10月、私は4冊目となる幼児向けの英語関連本を出版した。
タイトルは出版社である彩図社が決めた
『「好き」になるからぐんぐん伸びる!0歳から8歳までの子ども英語』
今「ぐんぐん伸びる」というのがトレンドのよう。
でももし私がこの本のタイトルをつけるとしたら、たぶんこんな感じ・・・
『英語が苦手な親でも大丈夫!誰でも簡単に始められるおうち英語のバイブル』
『胎教から8歳までのおうち英語 英語が苦手でも簡単に英語環境が作れるガイドブック』
『誰でも始められるおうち英語のバイブル-英語が苦手の親のために0歳から役立つ-』
う~ん、タイトルというより説明書きっぽいか。
一言で内容をわかってもらい、その良さを伝えるキャッチコピーってやっぱり難しいね。
彩図社は特に、気を衒ったようなタイトルはつけないみたい。
どちらかというと内容を淡々と伝えるという感じ。
本を売ることよりも、本を作ることを楽しんでいる出版社のようだ。
英語関連の本は、前作
『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)
も、購入してくれたのは英語ができる人が多いみたい。
でも、この本は、英語が得意な人やよくできる人にはあまり必要ないかもしれない。
なぜなら、そういう人達は自分で英語のサイトやYouTubeやアプリを探し出せるから。
英語が苦手な人には、そういうことからしてかなりハードルが高い。
だから、英語が苦手な人でも誰でも、簡単におうちで英語環境が作れるようにと
願って書いたのだけど、そもそも英語が苦手な人は英語関連の本を
手に取らないんだよね。
はなから
「私にはおうち英語なんで無理」
って諦めている。
おうち英語って、別に親が英語をペラペラとしゃべれなくては無理ということはないの。
幼児期だから、まず何よりも英語を聞く環境を作ればいいの。
これまでは、高価な教材を買ったり、英会話教室に行かないと、なかなか
ネイティブの英語を聞く環境って作れなかったんだけど、
今は本当にタダで作れる時代なの。
そこばかり強調すると教材会社や英会話教室に人には恨まれるかもしれないけれどね。
私はね、各地に英会話教室を展開するために借金をいっぱいしている時に
阪神淡路大震災で被災したのね。
なので、多額の借金を完済するまでお金の苦労をいっぱいしたから、
お金に余裕のない辛さもわかるの。
だから、お金をかけずにできるものを利用しないのは、本当に勿体ないと思ってる。
英語が出来ようができまいが、お金があろうとなかろうと、わが子に簡単に
英語環境を与えられるのよ。
30年前には考えられなかったこと!
だから、そのことをぜひ多くの親御さん達、特に英語が苦手で避けて通っている
親御さん達に知ってもらいたい。
だって、わが子の将来がかかってくるんだから。
もし、あなたの周りに
「英語が苦手だから、おうち英語なんて無理無理」
なんて言っている人がいたら、ぜひ教えてあげてほしい。
「英語が苦手でも、簡単にできる方法があるよ」
って。