11月2日に発売された女性セブン11月16日号に、『「指導死」は教師によるいじめ!子供を死なせない叱り方』という記事が掲載されています。
先日、女性セブンの記者さんからいじめについて取材を受け、その時、教育やしつけについていろいろお話をしましたが、その中の一部が記事の締めのコメントとして掲載されました。
記事前半は、10月26日に文科省が発表した‘16年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査」から、いじめについて書かれています。
後半、近年賛美されている「叱らない子育て」について疑問を呈する形で終わっているのですが、その部分で私のコメントが使われていますのでご紹介します。
『幼児教育研究家の平川裕貴さんが続ける。
頭ごなしにガミガミ叱ることは、最近は悪だとされる傾向があります。
ですが、時には感情をあらわにして叱ることがあってもいいと思います。それは、“自分を庇護してくれている親でさえ、感情を持った人間なんだ“ということを教えることになります。
“人は感情的になることがある”ということを経験則で知っていれば、池田中のような行き過ぎた感情的な指導に遭遇した時にも、状況をある程度客観的かつ冷静に受け止めることができるかもしれません」
いじめや指導死は悪である。だが、そういったものを世の中から駆逐することが現実的ではない今、必要なのは「生かすために叱る」ことなのかもしれない』
私に取材を求められたのは、私が「叱らない子育て」にはまったく賛同していないということを著書や記事などに書いているからでしょう。
電話での取材時は、全体のテーマや流れは私にはわからなかったのですが、とても良い記事だと思います。
私としては、特に「叱らない子育て」に疑問を呈されたことが、大きな前進だと感じています。
ですが、このコメントだけでは、ガミガミ叱れと言っていると誤解されてしまうかもしれませんから、補足説明が必要かなと思っている次第。
あくまでも「時には」ですからね。
でも、良い機会なので、記者さんにもお話した、教育についてや叱るということや、子ども時代に必要なことについて、久しぶりにこれから順次書いていこうと思います。
そうそう、8月に原稿を書き上げた本ですが、出版社さんの都合で、1月発売にずれ込みました。ようやく挿絵案と校正に入ったところです。
もともと私が1か月で原稿を書き上げるとは思っておられなかったのでしょうね。
でも、1月発売で良かったです。11月とか12月だとすぐ翌年になってしまうでしょう。
そうすると、なんだかすぐに「去年の本」って感じになってしまうよね。
この本の中でも、しつけに関してかなり書いています。
前作『5歳でも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』は英語教育でしたが、今作は、しつけや人間教育がかなり盛り込まれています。
同じ出版社さんで、方法シリーズなんですが、タイトルのお知らせはもうしばらくお待ちくださいね。
ずっと公私ともに本当に忙しくて、久しぶりの更新です。
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