幼児教育の目的 | 「真面目にふざけて、ふざけて真面目に』 真面目なゆうき先生の妄想シリーズ紹介

「真面目にふざけて、ふざけて真面目に』 真面目なゆうき先生の妄想シリーズ紹介

 ひらかわ ゆうき の電子書籍の自信作『妄想総理シリーズ もしも〇〇が総理になったら』の紹介ページ

人が考えることは、誰にも止めることはできませんね。
それがどんなに邪悪な考えであっても、防ぎようはありません。
それだけに、どんな感情や思いに囚われるのかが、人としてどう生きるかに
大きな影響を与えます。

浮かんでくる感情や思いや考えのどれを選択し、実行に移していくのか?
負の感情をどう処理していくのか?
人は助言はできますが、自分の感情や思いをコントロールできるのは自分だけです。


先に書いた愛憎や利害や自身の尊厳に関わるような、大きな感情や思いや考えが
浮かんだ時は、人は何を指針に判断すればいいのでしょうか?
湧き出る憎悪や嫉妬心、物や人への執着、不安や恐怖心。

例えば、最近あったストーカー殺人。
「俺がこんなに好きなのに俺を避けている! 彼女と俺は釣り合わないのか? 
彼女さえいなければ俺はこんなに苦しまずに済む。 彼女を殺して俺も死んでやる。 
俺を無視した仕返しをしてやる!」
犯人の青年はこんな思いに囚われていきました。

この青年はこんな感情に歯止めをかけることができなかったのです。
どこかで、「いいやこんな考えはよくない!」「こんな風に考えるのは間違っている!」
と自身で歯止めをかけることができたなら・・・


車にはアクセルだけでなくブレーキが必要です。
アクセルは、夢や希望、チャレンジ精神や正義感を高めてくれます。
進むべき時には、思い切りアクセルを踏むこともできます。

でも、もし負の感情が湧いて来た時には、それを打ち消したり、
歯止めをかけてくれるブレーキが必要です。
憎しみや嫉妬心を和らげてくれる、仕返しや復讐したいと言う気持ちを
抑えてくれるブレーキが。

人間の負の感情に対してブレーキの役割をするのが、道徳心や倫理観。
それらはほとんどが幼児期に培われます。
ですから、しつけや幼児教育の目的は、人間にとって一番大切で基礎となる、
思いやりや道徳心や倫理観、社会性や協調性などを含めた人格形成ではないかと
私は思っています。


今、子どもの人格形成に大きな影響を与える幼児教育に携わっている私は、
その責任の大きさに時々身震いします。
子ども達が、将来社会に出た時に、どんな試練にも負けずに、どんな状況の中でも、
いつも幸せだと感じながら生きていけるように、何を教え何を伝えていけばいいのか、
人間や人生についてこうして自問自答を繰り返しています。

日本では幼児教育がとても軽んじられているような気がしています。
私は幼児教育が一番重要だと思っているのですけど。