新年早々、大きなニュースが二つある。

一つは家を買うと決めたこと。まだ本契約はしていないものの、ほぼ決まりだ。妻の実家近くの一軒家で、中古住宅ながら築1年に満たない物件である。

昨年は家を買うための勉強を続けていたが、思いがけないタイミングで条件を満たす物件が出てきた。独立する前には家を買うつもりだったから、予定通りと言えば予定通りだ。ただ思ったより早かった。

中古物件を探していたので、いついい物件が出てくるかわからない。逃さないように飛びつく事は必要だ。予算より高かったものの、条件はほぼ完璧に満たしている。基本的な考え方は1年前のこのエントリーで書いた通りだ。

ただ、タイミングが早かったのは想定外だった。東京から離れたところにあるため、独立するまでは通勤に時間がかかるようになってしまう。家賃補助がなくなってしまうため、毎月の支払いも7万円ほど高くなる。もちろん、資産を買っているので少なくとも半分は形に残るものだが、独立時のキャッシュを考えると当初の想定より目減りしてしまうことは確かだ。

もう一つのニュースは、年始に帰省した先で1年半後に独立するつもりであることを親に伝えたことだ。家を買うということで言わざるを得ない状況になったということもある。

僕の親は放任なので、駄目だとは決して言わなかったが、心配は拭えない様子だった。当然と言えば当然だろう。自分の息子が安定したサラリーマンから何だかよくわからないことを始めようと言うのだ。

親に言ってしまったことですっきりした反面、もうやるしかないという気持ちが強く湧いてきた。口に出して言うということは気持ちの面でも重要なことだと実感した。

家の購入と親への宣言。これでもう後戻りはできない。起業に向けたお金を貯めるためにも、独立前にお金が入るビジネスを作り上げるためにも、この1年は自分のビジネスを確立するために一心不乱に頑張らなければならない。

まさかこんな形で新年の抱負を述べるとは思いもしなかった。