"嬉しい","悲しい","心地いい"
たくさん思いがある中で、
"悲しい","寂しい","苦しい"の悲痛な思いを感じるたびに、
また胸が締め付けられて、
息が苦しくなって、
でも生きてるからこそ感じられるものだって、
生きてるんだって、
そんな綺麗事が感じられたらどれほどに楽になれるだろうか。
人は、
生まれた瞬間から人と出会い、
また死して別れる。
この中に小さな出会いと別れがあって、
我々はこれを縁と呼び大切にしているわけです。
出会っては別れてを繰り返し、
人生最後の別れ(または大きな別れ)に備えて練習しているんじゃないかと思うんです。
自分を守るために、
自分が壊れてしまわぬように、
耐え凌ぐ方法を、
抱えて生きていく方法を模索しているんじゃないかと。
だけど別れた直後は出会いを怖がってしまうんです。
今いる人ともいずれ別れが来るんじゃないかって思ってしまうんです。
誰かといても孤独感が拭えないんですよ。
1人でいてももちろん孤独なんです。
そんな孤独をどうにかして隠そうと、
どうにか目を背けようとするたびに、
誰かにまた寄りかかりたくなる。
ぬくもりの不在を自らの暖かさで補えるほど僕は強くないんです。
否、
人はみな強くないんです。
だから神様は2人で1つを定めて、
歩み寄って、
傷ついて、
お互いを知り合って、
最後には別れる。
これだけは揺るがない。
出会いで始まり別れで終わる。
延々を肌で感じることがこれほどまでに辛く苦しいと、
日々を咀嚼しながら最後まで進むしかないんです。