僕の住む街、習志野の桜も満開です。
でも、僕は行ったことがありません。
人混みが苦手なのと、
静かに桜を感じたいから。
僕には、毎年お話しできる
一本の桜の木があります。
それは、
いつも通る道端で出会う名もない桜の木です
近所の梅林公園の中、
孤高に佇む一本桜です。
梅さん達が咲き終わると、
少しずつ咲きはじめます。
1対1だとお話ししやすいのです。笑
桜さん〜
今年も綺麗に咲いてくれたね…
ありがとうー!
おーー、
毎年、語りかけてきてくれる君か…
会いたかったよ …
今年も会えてよかったね…
元気そうでなによりだな。
君も君らしく生きるんだよ
そして.
君だけの花を咲かせばいいんだよ…
と、
優しく語りかけてくれるように感じるのです。
どこかで読んだ絵本の中のセリフみたい 笑
何故か、この桜の木
お花が散ると、話しをしません。
だから、お話しできるのは年に1回
ちょとだけです。笑
たしかに桜の名所や、有名な桜並木も、
素晴らしく感動しますが、
いっぱい過ぎて、
お話ししにくいのです。笑
この名もない、
一本桜の花が散りはじめる頃、
また来年会おうねー
と、お別れします。
でも桜の木はいつもここにいてくれて
春 夏 秋 冬
それぞれの姿で
僕をそっと見守ってくれています。
だから、寂しくはありません。
心地よいメガネmomoは、店主一人の
小さなメガネ屋です。
一人商いをしている僕だから、
一人輝く一本桜に、
愛着を感じてしまうのかもしれません。
心地よい一本桜さん…
今年も綺麗に咲いてくれてありがとう。
来年もまた、お話ししましょうね。
心地よいメガネmomo