タイガーストライプの登場する映画は多数ありますが、有名なところでは「グリーンベレー」「戦場の黙示録」「ディア ハンター」などでしょうか。

そんな中、ちょっとマイナーで珍しいものが、初期のベトナム戦争を描いた「戦場」(1977 or8年、アメリカ、原題:GO TELL THE SPALTANS)。先日、古いビデオ(テレビ録画)を見ましたw。レンタルもあるようですしDVDも購入できそうです。

ベトナム戦争でのアメリカ軍(南ベトナム軍事援助司令部)のお話。

ペナンに駐留する軍事顧問が北ベトナム軍が活動を活発化してると思われる地域にあるマクワ(村)と言われる場所に拠点(火力支援基地)を作ります。規模はアメリカ軍5人と南ベトナム軍と民兵の混成1個小隊(約30人くらい)。情報分析どおり敵と接触があり交戦が始まります。南ベトナム解放民族戦線(北ベトナム軍)は徐々に勢力を増し攻撃を強めてきます。交戦が何度か行われ拠点を守備する味方が次々と倒れていきます。ところが、敵の向勢がさらに強くなりマクワが包囲されてしまいます。援軍が見込めなくなり拠点の放棄が決定されます。悪条件が重なりヘリコプターは1回しか飛べず、アメリカ兵だけが搭乗することになります。残された南ベトナム軍は徒歩で包囲網を突破しなければなりません。ここで2人のアメリカ兵が志願して残り一緒に撤退することになります。さて、彼らの運命は…

キョロキョロ大上段に構えると、「正義とは何か」のような哲学に浸るものが…

さて、タイガーストライプを着用しているのは、古参のアメリカ兵軍曹と南ベトナム兵の軍曹です。

冒頭、お偉いさんがペナンの基地にヘリコプターでやってきます。
古参の軍曹がタイガーストライプを着用しているのを見て基地の司令官に
「ここじゃトラシマ模様の作業服を着てもいいのか?我が司令部では禁止しているはずだぞ。あれはフランススタイルだ、フランス軍の末路を知っておるだろう。足蹴にして追いやられた。我が合衆国陸軍はそうはならんぞ。」と言った内容の会話をします。

爆笑そうなんです。フランススタイルなんです。

タイガーストライプは元はフランス軍のリザードパターンであったと言われています。インドシナ戦争の時に使用したものです。有名な外人空挺部隊などで使用されたそうです。
タイガーストライプは、ベトナム戦争の際にはアメリカ軍では、特殊部隊にのみ使用が許可されていたそうです。

びっくりと、言うことは

この「戦場」のアメリカ軍の部隊はグリーンベレーということになる。時代は1964年とされている、とすれば、登場する南ベトナム軍は民間不正規戦グループで、もしかしたら(一部に)有名なMIKE Forceか?  偵察って表現しているのは特殊長距離偵察パトロールの事か?  ナム・ドンの戦いがモデルか? 
これって、ともすれば、現代のデルタフォースにつながる話。

ラブ設定を整えてリメイクしたら凄いんだけどなあ~。

などなど妄想が膨らみます。
(マニアな話はまたいずれ)

でも、この映画、アメリカ兵の白い下着がとても気になりますね。

笑い泣き残念です~

武器やヘリコプターはこだわっているのか時代に合わせて古いものを揃えているみたいなのに~

原題の「行きてスパルタの人につたえよ」は、マクワ(村)のはずれにあるお墓の入り口に書かれていた詩(映画では全て大文字で木の板に彫り込んであります)。

Etranger 
dites aux spartiatis 
que nous demeurons  ici
par  obeissance  a leur lois

「旅人よ、行きて、スパルタの人々に伝えよ。我等かのことばに従いてここに伏すと、」
元々はギリシア語の詩です。ペルシア戦争でギリシア軍とペルシア軍とが戦った「テルモピュライの戦い」の事を詠ったものです。映画「300(スリーハンドレッド)」はこの戦いを描いた映画です。スパルタ重歩兵300人がペルシャ軍の大群と戦い全滅する戦いです。

映画の設定では、インドシナ戦争の際にマクワ村でフランス軍が全滅したとなっています。

実際のインドシナ戦争の際にフランス軍が全滅した戦いとしては、有名な「ディエンビェンフーの戦い」があります。そうです、さっき出てきた(タイガーストライプのもとになった)リザードパターンを着用したフランス軍、外人部隊の空挺隊が活躍した戦いです。

ウインク日本だと「夏草や兵どもが夢の跡」と言ったところでしょうか。何故この詩がタイトルなのか興味のある方は映画を観てみてください。

この映画は、原作がIncident at Muc Wa. (Daniel Ford)
すみません…読んでいない…

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