ブランドサングラスには、
ブランドならではの美しいデザインや世界観があります。
一方で、
サングラスというアイテムを「目を守り、快適な視界を確保する道具」という視点で見たとき、
必ずしもその機能性が最優先されているとは限りません。
これはDiorに限った話ではありません。
メジャーブランドのサングラスには、
ファッションアイテムやアクセサリーとしての位置付けが強いものも多く、
レンズにブランドロゴを大胆にあしらったミラー仕様なども、その代表的なデザインの一つです。
もちろん、それをファッションとして楽しむこと自体は素敵なこと。
しかし今回のお客様は、
「これじゃ使えない……。」
ということで、当店へお持ち込みいただきました。
そこで今回ご提案したのが、
PolaMax ドライビング偏光レンズです。
■デザインはそのまま。中身を「使えるサングラス」へ。
今回のフレームは、透明感のあるクリアカラーが非常に美しいDiorのサングラス。
そのデザイン性を活かしながら、レンズをドライビング用の偏光レンズへコンバートしました。
採用したのは、
PolaMax ドライビング偏光
です。
基本的な偏光性能は、当店でたびたびご紹介しているPolaMaxProと同じく、
偏光率99%
透過率38%
という仕様。
さらに今回は、ドライビングシーンを意識して、
ブルーグレーのハーフ染色
を施しました。
上部からしっかり光を抑えながら、
下方向へ向かって明るくなるハーフカラー。
運転時の視界を考えた、非常に使いやすい組み合わせです。
■PolaMaxProとの違い
ここは少し専門的なお話です。
PolaMaxProでは、
UV420カット基材+Neoコントラスト染色
という仕様ですが、
今回のPolaMaxドライビングは、
UV400カット+低反射・耐熱傷防止コートをベースに、
ブルーグレーのハーフ染色を施しています。
そして、
PolaMaxシリーズで特に注目したいのが、
染色できる偏光レンズであること。
一般的な偏光レンズは、
偏光フィルムをレンズ素材に貼り合わせる構造が一般的です。
そのため、熱や水分に対する取り扱いには制約があります。
一方、
今回のPolaMaxドライビングは染色工程にも対応できる基材を使用。
つまり、
単に「偏光するレンズ」というだけではなく、
熱に対する耐性を考慮したレンズ設計であることも、
このレンズの特徴の一つです。
さらに、
低反射・耐熱傷防止の超透明コート
を施すことで、
雨天などの視界条件が厳しいドライビングシーンでも、
レンズ表面の不要な反射を抑え、クリアな視界を目指します。
■サングラスは「見た目」だけではありません。
ブランドのデザインを楽しむ。
これはサングラスの大きな魅力です。
しかし、私たちが考えるサングラスは、それだけではありません。
紫外線から目を守る。
眩しさを抑える。
反射光を抑える。
そして、必要な情報を見やすくする。
これがサングラスの大前提。
その上にブランドのデザインやファッション性が乗る。
私はそう考えています。
だからこそ、
お気に入りのブランドサングラスを捨てる必要はありません。
レンズを変えることで、
「格好いいサングラス」から
「格好よくて、本当に使えるサングラス」へ。
今回もそんな一台に生まれ変わりました。
めがねCraftでは、
ブランドサングラスへの機能レンズコンバートも、
そのフレームの形状や用途を考えながらご提案しています。
ブランドを楽しみながら、レンズは機能で選ぶ。
これもサングラス選びの一つの方法です。

