ハイカーブ度付き偏光サングラスは、

ただ度数を入れるだけではありません。

「ハイカーブのサングラスに度付きレンズを入れる」

実はこれ、一般的なメガネの度数をそのまま入れれば完成するものではありません。

むしろ、ここからが本当の技術の見せどころです。

今回ご紹介するのは、スポーツサングラスのようなハイカーブフレームに、KODAK PolaMaxProを組み合わせた特別仕様。

しかも、単なるハイカーブ補正だけではありません。

この方には、ハイカーブ用の処方に加えて、

ご本人が楽に両眼視できるようプリズム処方も加えています。

■なぜ普通のメガネ度数では作れないのか?

ハイカーブサングラスは、レンズが顔の前で大きく湾曲しています。

一般的なメガネとは、

・レンズのカーブ
・レンズと眼の距離
・レンズの傾き
・視線の通り方
・左右の視線の使い方

など、光学的な条件が大きく異なります。

そのため、一般的なメガネの処方度数をそのままハイカーブフレームに入れると、見え方に違和感が出る場合があります。

そこで通常は、レンズメーカーなどが用意するハイカーブ用の度数変換を利用します。

ただし、ここで大切なのは、

「ハイカーブだから全員同じ補正で良い」というわけではない

ということ。

人によって両眼の視線の使い方やフレームの掛かり方などが異なるため、実際の装用状態まで考えた調整が重要になります。

■「ハイカーブはこういうものです」で終わらせない

もちろん、ハイカーブレンズは通常のメガネとは異なるため、多少の違和感や慣れが必要になるケースもあります。

しかし、

「度付きハイカーブサングラスは、こういうものです」

と最初から諦めてしまうのではなく、

できる限り快適に使える状態を追求する。

そこに、めがねCraftが自店加工にこだわる理由があります。

自店で加工するということは、フレームへのレンズ取り付けまで含めて、自分たちの技術で仕上げるということ。

ハイカーブフレームは、わずかな加工状態の違いが装用感や見え方に影響することがあります。

特に今回のようなメタル製ハイカーブフレームでは、レンズの形状だけではなく、フレームへの収まりや左右バランスまで含めたシビアな加工精度が求められます。

■さらに「偏光レンズ」という難しさ

そして、ここに偏光レンズが加わります。

偏光レンズは非常に優れた機能を持つ一方、加工時の歪みにも十分な注意が必要です。

レンズに不要な歪みが残れば、人によっては「偏光酔い」のような不快感につながることがあります。

つまり、

ハイカーブ+度付き+偏光

この3つが重なることで、製作の難易度は一気に高くなります。

だからこそ、ハイカーブ度付き偏光サングラスは、一般的なメガネとは別物として考える必要があります。

■今回のレンズはKODAK PolaMaxPro

今回採用したのは、KODAK PolaMaxPro。

偏光機能に加えて、

◆低反射コート
◆耐熱傷防止コート
◆UV420カット基材
◆色調補正カラー「Neoコントラスト」

という、視界の質と機能性を追求した仕様です。

ただ「眩しさを抑えるサングラス」を作るのではなく、

見るための光学性能まで考えて作る。

それが今回のコンセプトです。

さらに今回は、通常のハイカーブ処方に加えてプリズム処方を組み合わせています。

これは「誰にでも必要な処方」ではありません。

その方の両眼視の状態を確認したうえで、ご本人が楽に両眼視できることを目的として追加した特別な設計です。

■ハイカーブサングラスは「レンズを入れれば完成」ではない

フレームを選ぶ。

度数を測定する。

ハイカーブ用に光学条件を考える。

必要に応じてプリズムを加える。

レンズを加工する。

フレームへ正確に組み込む。

そして、実際に掛けた状態で見え方を確認する。

ここまで含めて、初めて一つのハイカーブ度付きサングラスが完成します。

今回の一本は、まさにそのすべてを考えて製作した一本。

「ハイカーブだから仕方がない」ではなく、「どうすれば、この方にとってより楽に見えるのか」。

めがねCraftでは、そこまで考えて一本一本を製作しています。

ハイカーブ度付きサングラス、スポーツサングラスの度付き、度付き偏光サングラスでお悩みの方。

「度数が強いから無理と言われた」

「ハイカーブだから違和感があると言われた」

そんな方も、一度ご相談ください。

※ハイカーブ度付きレンズは、フレーム形状・度数・瞳孔位置・装用状態・両眼視状態などによって製作条件が異なります。すべての方に同じ処方や見え方を保証するものではありません。