メガネのササガワ(東京北区十条)店長です。
芸術の秋、美術館などに行った時、ひとつのメガネで離れたところの絵画を見たり
手元のガイドブックなどが見れたら便利ですね。
今や遠近両用レンズもポピュラーになりましたが
あらためて遠近用レンズについてお話ししましょう。
まず遠近両用レンズと言えば二重焦点レンズです。
境目の無い遠近両用レンズが開発される前はこれが遠近両用でした。
遠用レンズの中に近用度数部分を組み込んだ構造になっています。
つまり遠方視か近方視のどちらかになるのです。
メリハリがあって分かりやすく、どちらもクリアーに見える、
ユレ・ユガミがほとんどありません。
デメリットは、境目が目立つ、
境目で像が突然変わる、中間視が見づらい場合がある。
見た目がちょっと・・・などです。
現在,遠近両用レンズと言えば
境目の無い遠近両用レンズです。
遠方視から中間視そして近方視へと度数を連続的に変化させています。
境目が無く、連続的に見えるので中間視も見やすく
像のジャンプが無い、見た目も良い。
デメリットとしては、ユレ・ユガミが出る。
ボヤケの部分がある。
遠用・中間・近用とも視野が狭く感じるなどがあります。
境目の無い遠近両用レンズが発売されて58年たちますが
それはユレ・ユガミを抑えつつ、ボヤケの部分を少なくして
よりクリアーに見やすいレンズを開発するという歴史でもあります。
次回に続く・・・
ではまた・・・店長