レンズについての云々その9~レンズの設計って?球面レンズと非球面レンズの見え心地の差! | メガネのササガワ店長ブログ

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さていよいよメガネレンズの設計について書いていこうと思いまいす。

パッと見はどれも同じじゃないの?っというくらい外観からは分かりにくいです。

だから設計の違いを説明するのはとっても難しい・・・

遠近両用の設計はもっと複雑になるのでいずれお話ししますが

今回は単焦点レンズの設計についてのお話しです。

レンズは二つの球面が切り取られた透光体です。

レンズには光の広がりを変える力(屈折力)と

光の進む方向を変える力(プリズム)があります。

 

マイナス球面レンズ

 

プラス球面レンズ

マイナスレンズは光を広げたり縮小作用があります。

プラスレンズは光を集めたり拡大作用があります。

さて球面レンズだけでなく

非球面レンズ両面非球面レンズを開発してきたのはなぜでしょうか?

先ずはレンズの厚さを少しで薄型化くしたかったからだと思います。

球面レンズより非球面レンズの方が

非球面レンズより両面非球面レンズの方が薄くなるのです。

それから、レンズを通る光は中心から外側へ行けば行くほど像のズレがあります。

それはユレやユガミ、ボヤケやニジミといった見え心地に関係してきます。

見え心地をより良くするために非球面化してきたのです。

ざっくりと書くと下の表になりますが、

これをそのまま鵜吞みにしないでください。

球面レンズと非球面レンズの見え方のイメージです。

左が球面レンズでマス目が歪んでみえます。

右が非球面で綺麗なマス目です。

ここで注意!ネットや広告を見ると良く出てくるし

お店でも参考資料として見せられるものです。

これはウソではありませんが、分かりやすくするために

あえて歪みが強調されるような条件での画像です。

ウソではありませんが全てのお客様に当てはめてしまうのは

間違っています。

お一人お一人の度数の違いやフレームのサイズと形状、

使用する環境、見え方に対する感じ方もちろんご予算もあるでしょう。

総合的に判断してお一人お一人にあったレンズ設計をおススメしたり

お選び頂いたりするのがベストだと考えます。

レンズ設計別見え心地(単焦点)についてまとめると

赤字を特に参考にしてください。

 

弱度の方は球面レンズでOK.

中度数の方は外面非球面レンズがおススメ。

乱視が2.00以上の強い方やカーブのあるフレームに入れる場合は内面非球面レンズ。

強度数の方や最高の見え心地をご希望の方は両面非球面がおススメです。

しかし球面レンズだからと見え方が良くないわけではありません。ちゃんと見えます。

ただ度数が強くなればなるほどレンズが厚くなるので非球面レンズが良いです。

そして度数が強くなればなるほど良好な視界領域が狭くなるのでユレやユガミに

敏感な方には内面非球面レンズ、両面非球面レンズがおススメです。

ただ見え心地はお一人お一人の好みというものがあり球面の見え方を好む方もいます。

むやみに高価なレンズをおススメすることはありませんので、

お気軽にご相談下さい。

 

ではまた・・・店長

 

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