先祖を迎え、そして送る。夏の恒例、お盆に異変が生じている。ここ数年、墓参りの「代行」がはやりつつあるというのだ。一昔前ならあり得なかったサービス。長引く不況による給料水準の低下が影を落としているというが・・・。
「墓石と周囲の掃除に線香とお経をあげて、花、菓子をお供えする。これを１時間半ほどかけて行います。お参りの前後に写真を撮り、依頼主に状態を確認してもらう。主にお盆に問い合わせが急増しますね」
こう説明するのは、墓参り代行サービスを手がける「テイオーサービス」（千葉県市川市）の生沼孝彦社長（４１）。
料金は交通費などを含めて１坪あたり１万５０００円（エリア限定）からの設定で、墓の広さやエリア外など個別のケースで別途の料金が発生する。
依頼主は、帰省できないサラリーマンや遠出ができない高齢者が多く、業者は個人事業者も含めると「全国で数千の規模」（業界関係者）という。
このサービスが目立つようになったのは十数年前にさかのぼる。
墓参り代行業者を検索できるポータルサイト「まいるん」を運営するグローバルゲイト（神戸市）では、「もとはハウスクリーニングを請け負う業者などが、墓参りに行けない人からの相談を受けたのが始まりで、２０００年ごろから手掛けた業者もいるようです。石材店や花屋など、本業と関わりのあるところが副業として参入し、広がっていきました」
意外なサービスの市場拡大について、経済ジャーナリストの荻原博子氏は「都市部で暮らす長男、つまり墓の守り手が、田舎に帰る場合、健在の親の顔を見に行くならともかく、他界していると、『墓に参りに行くだけでは割に合わない』という考えもあるのでしょう」とみる。
例えば、新幹線ののぞみで東京－大阪間を往復したとすると大人１人で２万８１００円（片道１万４０５０円）。一家４人だと移動費だけで軽く１０万円を上回る。長引く不況で低水準の給料が続く中では、この出費は軽くはない。
「お墓を放っておけば近所の人や親戚に顔が立たない。直接お参りできない罪滅ぼし的なところもあるのでは」と荻原氏は分析する。
費用と時間を考えると確かに得なのかもしれないが、お盆は年に一度。ご先祖さまが喜んでくれるかどうかは微妙だが・・・。
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neoroco7156さん
副業についてお願いします
本職の給料が減り少し副業がしたいのですが、何かいい副業はありませんか？
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plat_kirinji118さん
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