ファイル共有:アーティストの疑問、「iTunesやAmazonの何が悪い?」 | 1円もかけずにメールアドレスを入手して【お金】も貰える具体的で簡単な方法

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ディープタイムの2人 ジェニファー・ムーア(Jennifer Moore)とアダム・ジョーンズ(Adam Jones)は、プライベートジェットを持っていない。空港に着いてもリムジンは迎えに来ない。大声をはりあげて、ファンを掻き分けてくれる屈強なボディーガードもいない。

 2人はディープタイム(Deep Time)という名前のポップデュオだ。1993年製グレーのダッジバンに乗り、食費を節約するために2つのキャンプストーブを使用して米国を縦横にツアーしている。現在2ヶ月間で41公演という過酷なツアーを行いながら、最新アルバムを宣伝している。ショーを見に来てくれたファンにCD、MP3などを10ドルで販売したり、2人のウェブサイトやiTunesを通じて販売している。
 ムーアは、バンドのギタリストで、ジョーンズはドラマーだ。現実にロックンロール・ライフスタイルを実践している多くのミュージシャンの中の2人だ。少数派で希少価値をもった超有名ポップスターではない。アーティストは移動に長時間をかけ、しばしば副業を持ち、年金と健康保険には未加入だ。

 最も厄介なことは、ディープタイムが拙いプロデュースをあくせく続けていることだ。CDなどの販売はごくわずかなものである。ライブやパフォーマンスはアーティストにとって現金収入を得る方法だが、音楽業界において、その多くの活動が損益に終わる場合も多い。
 ジョーンズは「利益はあまり出ない」と述べた。アルバムセールスを増やしてコンサートツアーを進めるために、アルバム内の何曲かを無料ダウンロードで提供している。「一生懸命作った歌に対して、本当に多くの人が、お金が支払ってくれるのだろうか?」と疑問も持ちながら活動している。

 現在、一般的な音楽ファンは、「デジタル革命」に大きな影響を受けている。海賊版用の音楽ファイル共有サイトに訪れる人も多く、他人が作ったミュージック・ライブラリーが何百万人ものユーザー間を行ったり来たりしている。米国の若者たちが20トラックのミックス・テープやCD交換を行うのと同じ方法で、多くの著作権侵害が、ポータブル・メモリデバイスで毎日行われている。
 1980年代の人気バンド、キャンパー・ヴァン・ベートーヴェン(Camper van Beethoven)代表のデビッド・ローリー(David Lowery)さんは、米ジョージア州の大学で音楽ビジネスに関する講義を行い、「友達のために少しだけコピーをするならば、その方法にもよるが、おそらく『公正な使用』という言葉のもとで保護されるだろう」と述べたが、「何千部ものコピーをするならば、アーティストのために保護された権利によって分配されるべきだ」と指摘している。

 大量の楽曲のファイルシェアと音楽販売への影響について、多数の学者が調査した。音楽大学の研究者であり、ウィーンでアーティストとして活動しているピーター・ツマック(Peter Tschmuck)さんによると、不正なダウンロードには「非常に否定的なイメージ」があるという。結論を出すために、ツマックさんは20を超えるファイルシェアを分析した。最新の分析では「ファイル共有は録音された楽曲販売に大きな減少をもたらした」ことが分かった。

 つまり、多くの音楽アーティストの収益が失われたことを意味している。
 全米レコード協会によると、ナップスター以来、CDセールスは昨年146億ドルから31億ドルに急落した。iTunesなどのデジタル音楽の売上高、収入はどれもこの売上不足を補うには至らない。2011年のデジタルアルバムや個々のトラックの販売は、わずか26億ドルだった。

 ほとんどの音楽アーティストにとって、この環境では、アルバムのリリースから巨額の収益を得るのは難しいと、ミュージシャンでビジュアルアーティストのデヴィッド・バーン(David Byrne)さんは述べている。「私は実際に米国のロックグループ、トーキング・ヘッズ(Talking Heads)のセールスから非常に多くのことを学んだ。現在活動しているアーティストは、コンサートでCDを販売しながらAmazonやiTunesからある程度の金額を儲けている。けれども、それだけでは生計を立てていくのに十分ではない」という。

 音楽販売からあまり収入が得られないことで、アーティストとレコード会社の関係はますますギクシャクしている。小さなレコード会社でさえ、アルバム販売から発生した収益の半分を受け取る。そのうえレコード会社は、マスター録音の権利取得者である。このことはアーティストが自分で楽曲の販売や再販売はできないことを意味している。アルバムごとのロイヤルティは、レコード会社が初期投資を差し引いた後、6.8%程である。ファイルシェアにより、条件は悪化すると予想される。

 2009年には、ロックバンド、ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)のトレント・レズナー(Trent Reznor)さんが、すべてのアーティストがスポンサーとの関係を断ち切るための新技術とサービスを可能にしたいと宣言した。そしてアーティストに、レコード会社を離れるように促した。ソーシャルネットワークやオンラインセールスにより音楽配布を行い、ウェブサイトやデジタル音楽が普及するにつれて、アーティストの収入は増加している。声高に宣伝してくれない、熱心に売り出してくれないレコード会社で楽曲を提供するよりも、多くの収益を得られることになるだろう。

 さらに、すべての作業を自分1人で行うことにより、アーティストが自分の仕事の権利を保持するようになる。音楽を録音することは、かつてほど高額な費用がかからなくなった。アナログからデジタルへの移行に伴い、ホームスタジオでの制作は、スタジオでのレコーディングよりもはるかにコスト削減の効果があり、効率的だ。

 ポップチェロ奏者のゾーイ・キーティング(Zoe Keating)さんは、この「新しい音楽産業」と呼ばれるものの中で利益を生み出す方法に気づいた。姉妹のローラさんの助けをかりて、彼女はこの2年間ファンに直接、音楽を販売をしている。
 キーティングさんはいわゆるセルフレーベルのアーティストとして生計をたてている。彼女がどれだけ稼いでいるかは公表されており、CDとデジタル・レコードの販売から9万1,051.22ドルを稼いだという。そのほとんどがアップルのiTunesや、ウェブベースの音楽ベンダー、バンドキャンプ(Bandcamp)のアカウントからのデジタルダウンロードによるものだ。支払いにはPayPalが使用されている。

 キーティングさんは、オンライン取引のために使用されるチャンネルに応じて、電子商取引支払の各販売につき12.9%から38%を支払う。例えば、購入者がデジタルファイルを直接バンドキャンプサイトから購入したら、キーティングさんは1ドルにつき約87.1セントの収益を得る。購入金額のうち10%がバンドキャンプのものとなり、Paypalは取引あたり2.9%プラス30セントを取るためだ。また購入者がiTunesを介した場合、キーティングさんは代金の71%を受け取る。

 キーティングさんの戦略は、デジタル音楽環境の中で多くのことを示唆している。
 一方、レコード業界は、法的機関の助けを借りながら、違法なファイルシェアを阻止するために苦心してきた。最近にも、2つのファイル共有サイトにアクセスし、著作権で保護された音楽や映画などのコンテンツを不正コピーにより配信しようとした7人が、ニュージーランドとドイツで逮捕された。

 さらに、レコード業界の弁護士は、インターネットプロバイダーに、ファイルシェアサイトを訪れる人々のウェブ・ブラウジング例の詳細を提供するように求めている。
 音楽業界がどれほど懸命に努力しても、かなりの数のファイルシェアを停止することはできないように思う。海賊行為を行う人々は、制作費や録音費については考えていない。音楽はインターネット上のオーディオやビデオフォーマットにより、一部でも全部でも自由に手に入る日用品のようなものであるからだ。価値があるものとされるのは、例えば、手に入れがたい録音とされるパリのエラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)のパフォーマンスといったように、地方レコード店でしか購入できないアルバムだけ、などとなっている。



 この記事は、米国版 International Business Times の記事を日本向けに抄訳したものです。



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ID非公開さん

副業を知りたいです。

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yokattane715さん



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