まだまだ寒い頃 あちこちでよい香りの出会う 「沈丁花」 ちんちょうげ
殊に夜はよく匂うような気がする
ある夜 いい香り 「うん?」これは沈丁花?
香りの正体は 白い沈丁花
赤とはひと味違う控えめな高貴さ
今年は沈丁花の赤と白をかぎ分けられたうれしき早春だった
私が育った家は大阪らしく奥行きの深いしもた屋で
中庭に大木の赤い沈丁花がありました。 離れに行く廊下から飽かずに眺めましたっけ。
その頃に沈丁花に白があることを知っていたかもしれないけれど
赤と白の香りの違いも 香りが違うことを知ることが何たることかも知らぬ
無防備な自分がおりました
