ずっと最期まで、、、。 | おっぽの会ブログ

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保護犬・保護猫達の日常の様子、お世話の風景など

伊豆の暑さに驚いてる直紀です


日本は核家族が増え、そして超高齢社会

そうなると必然的に将来、パートナーに先立たれ独り暮らしの人が増えるのが現状です


社会資源に頼らず生きていこうと思う強い方もいますがそうなると、どうしても閉鎖的になってしまいがちです


夫婦や親子で助けあって生活していこうとなりますが命あるモノいつかは老いていきます

もちろん犬や猫でも

家族が若いうちに迎えたならば見送る事が必ずできます


ただ、年老いて夫婦2人で寂しいからとか母に先立たれたお父さんが寂しそうとか逆もしかりです


そんな時に犬や猫をプレゼント

日本でも海外でもよくあります

海外からの動画でよく流れてきますよね?

『長年可愛がってきた犬を亡くした父親に仔犬をプレゼントしたその時の反応』みたいな。

そして、『サプラ〜イズ🎶』

このサプライズは後先を考えている?かもしれないけれど年老いた飼い主に仔犬

正直何があるかわかりません

仕事が介護福祉士だからこそ

長年従事しているからこそ自信を持って言えます


ある新聞の記事にこうありました

ペットを飼う高齢者は認知症発症の確率低下


とある研究チームが発表しました

この見出しだけを見て飼う人は絶対いると思います


親に張り合いを持ってほしいからと

親に認知症になってほしくないからと


張り合いなど他の事でも持てますよ

認知症は今では一般的な病気

誰にでもなり得る病気です

認知症だけではないです

年老いていくと色んなところにガタがきます

もちろん僕でもそうです

いつか大病を患うかもしれない

急に明日事故で死んでしまうかもしれない

年老いて認知症にもなるかもしれない


そんな時に残されるのは我が子です


迎えるには犬や猫の未来を見据えないといけない

見据えていてもイレギュラーな事はあります

そういう事も踏まえて考えてほしい


犬や猫と一緒に老いていく事は不可能

若い時に仔犬仔猫を迎えてもいつかは追い抜いていきます

年老いて迎えてもニンゲンの方に先にガタくると思います


ただ、犬も猫も飼い主も絆はあるはず強い絆が

それを断ち切らない為にも考えて・かんがえて・考えて迎えないと


このなんとも言えない感情をどのように消化したらいいのでしょうか?


他にも『散歩などを通じた運動や地域住民とのつながりの影響が考えられる』とも


すべての人がそうではないと思います


うちの子と2人の時間が楽しくても歳をとって歩くのがと言う方もいます

老老介護や独り暮らしのお年寄りよる飼育放棄

・飼育崩壊きっとこれからもっと増えていきます

そんな時にどう対応していくべきかを保護する側は考えていかないければなりません


認知症があっても絶対に離れたくない!と言う方も絶対にいます


その時どう動くか

これには正解・不正解はありません

だってずっとの家族だったから


ニンゲンの心情

動物の心情

落としどころ見つけて


その場で無理にでも納得させないと目の前の命を救う事はできないニンゲンも動物も

ニンゲンの命も動物の命も尊いのには変わりはないのです


でも、犬猫を捨てたり虐待するのはニンゲン

飼育放棄・崩壊を産み出すのもニンゲン


矛盾だらけ

おっぽの最近のレスキューの事案が老老介護の末や身寄りのない認知症の方だった為凄く考えさせられ日本の闇のようなところを見たように思います


高齢者が動物を飼う事が『悪』としているわけではないのです

ただ、自分自身と動物の事をしっかりと考えてほしいと思うだけです

僕が仕事で関わった中でも亡くなる直前まで残して来た愛犬の事をずっと気にかけている方がいました

毎日、毎日、僕に愛犬の事を話してくれました

毎月家族ら手紙が送られてきていました

家族からの手紙を僕が毎月読んで同封されてくる写真を見て会話してその方は『良かった、元気そうだね』と涙を流していました

今でも思い出します

残して来た側も寂しい思いはするのです

そうならない為にもしっかり考えてほしい

1人でも1匹でも悲しい寂しい思いはしてほしくない


ずっとの家族はずっとの家族で終えてほしい


お願いです