そうそう。
先日、母校へ出向いたのと同じ日に、東京都現代美術館にも足を運びました。
頻繁に通っているわけではないのですが、新しい出会いや微妙な気持ちの変化があった時には自然に足が向く場所です。
ちょうど、「フランシス・アリス展」
の第二会期でした。フランシス・アリス氏はベルギー、アントワープに生まれ、主にメキシコやラテンアメリカの社会状況の寓意に満ちた作品を制作しているメキシコシティ在住のアーティストです。
というのは、全ての作品を鑑賞し終えてから知ったのですが。
頭の中がまっさらな状態から、自ら考え、気付くという「?」を「!」に変える作業が好きなので、後で確認できる細かい説明は1周巡ってから目を通すようにしています。
アートって、すべてがわからなくてもいいと思うんですよ。わかろうとすることが大事。きっと、人間どうしの関わり合いと、それは同じで。
話が脱線しましたが、彼はジブラルタル海峡によって隔てられた大陸を、海を渡るこどもたちの列、船の浮橋等、様々な方法で「つなぐ」というアクションを行いました。(ヨーロッパとアフリカ、アメリカとキューバ、というように)
きらきら光る水しぶきと、打ち寄せる波の音、フィルターがかかったようなくすんだエメラルドグリーン。こどもたちの弾んだ声。
これがグローバル経済や国境間の二項対立への問題提起だなんて、不思議なほど。それぐらい、初夏に相応しい爽やかなアート作品でした。
この作品に参加したこどもたちが大人になった時、この行動が「問題提起のためのアクション」ではなく、「海で遊んだ思い出」として記憶に残る社会への発展を、彼は願っているのかもしれない。
少なくとも、わたしはそう感じました。
(如何せん、ボキャブラリーが貧困でうまく伝わらないのが残念。わたしのいってること、わかるかしら?)
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