一言、劇団四季が総力を上げて、泣かせに来た。
私はこんなオリジナルを待っていた。
劇団四季による最新オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』遅ればせながら観てきました。
来週行く予定でしたが、初日キャストを1ミリも外さず観たいと思い、今週の観劇となりました。
【本日の出演者】
フローレンス・ナイチンゲール 谷原 志音
グレイ 萩原 隆匡
ジョン・ホール軍医長官 瀧山 久志
デオン・ド・ボーモン 岡村 美南
アレックス・モートン ペ ジェヨン
エイミー 木村 奏絵
ウィリアム・ラッセル 内田 圭
ボブ 平田 了祐
【男性アンサンブル】
ハーバード戦時大臣 味方 隆司
フィッツジェラルド 中田 雄太
フローの父 平良 交一
メンジーズ 塚田 拓也
小林 清孝 木内 和真 政所 和行 照沼 大樹 吉田 功太郎
【女性アンサンブル】
ヴィクトリア女王/フローの母 近藤 きらら
フローの姉 持田 紗希
レディ・エリザベス 原田 真理
シャーロット 町 真理子
潮﨑 亜耶 矢鳴 優花 竹田 理央 奥平 光紀 織田 なつ美
この布陣、ヤバすぎ(笑)
慶太が生きている頃から、オリジナル作品へ出演する役者が贅沢なのは変わらない。
ここから先は、ネタバレと個人の先入観と偏見に満ちた文章が続きます。
![注意](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/111.png)
本日は2階6列通路側。(数日前に公式で入手)
さすが四季劇場。
マジで観やすい。やっぱり劇団四季の劇場って素晴らしい。
ありがとう、慶太。そして劇団四季。
床はナイチンゲールが作った統計グラフをモチーフにしているそう。
そしてラストのランタン祭りに圧倒されるのは、絶対2階席だと思います。幻想的で綺麗で感動が倍増、降りてきた瞬間(その前からだけど)流涙。
では所感。
グレイという役はハギーの当て書きじゃないのってくらいピッタリで、原作の世界観を崩すことなくニヒルでコミカルでそれでいてクール。
側転したりフライングしながらの殺陣とか、ハギーじゃなきゃ無理よ。
ラストは下手側への客席降りがあるのでファンの方にはたまらないだろうなぁ。
あれ観て、惚れない女性はいないと思う。
志音ちゃんのフローも大迫力。
歌が歌が歌がぁ‼︎ってくらい続くけど、どんな音域も軽々と歌い上げることができるのは、志音ちゃんならでは。
ナンバーも心に響くものが数曲あって、帰路は絶対口ずさみたくなります。(音が出るかは別の話)
あのナンバーの譜面はたぶん卿さまレベルだと思います。
芯がある役柄は似合うし、たまに見せる悪戯っ子みたいな笑顔が非常にかわいい。
デボンはこうなったかぁ‼︎と原作を読んでいると唸る。
美南ちゃんが宝塚の男役のように君臨。
ただし出るのは1ラスと2幕のみ。
無駄遣いっちゃそうかも、でも良い役です。
そして過去を聞くと胸が痛くなる(グレイの過去もそうだけど)
まぁ全客があのシーンは美南ちゃんに釘付けっす。
1ラスのフライングする瞬間なんてエルファバかと思った。
これをWのエロい(褒めてます)宮田さんがどう演じるのかも楽しみです。
タッキーは、もうタッキーでしかなく(笑)悪いおっさんのはずが、どうもそう思えなくて憎みきれんとかいうか…貧乏な家庭に育ったと話すんだけど、なんかそう見えないw
普通の少年が成長過程の中で、道を少しずつ踏み外していった…というのはフロローみたいだなとか考えながら観ていました。
Wの野中さんは悪そうって素直に思うし、正直なところクドい顔で少し歳を重ねた役者さんでも良いかなぁとか思ったりして。(村さんも良いと思う!)
アンサンブルも豪華絢爛。
平良さん、良いですよ。
一発で分かる(笑)絶対分かる。
味さんも声の調子は良さそうで一安心。
あとは歌とダンスが上手いなぁって思ったら、町さんでした。(ハギーとのダンスシーン最高)
若かりし頃のグレイを演じるのは政所さんで、これこそ勿体ないって思うけど…いずれですかね?
そういえば、プログラムに鳥原さんのお名前があったので、こちらもいずれかな?
伝えたいこと、書きたいことはいっぱいあるけど…今回はこのくらいにしておきます。
ものすごく簡単に現すと、ナイチンゲールのウィキッド版みたいな印象です。
角度を変えて、彼女を見たらそうなのかもしれない的な感覚になります。
ナイチンゲールが実際に現場で働いたのは2年半くらいで、あとは身体を壊して病床の上から理論家として本を書き続けたというのは看護師なら皆知っているというか、学校で習うこと。
なので、一部の看護師からは相当嫌われている存在でもあるのがナイチンゲール。(職場の上司は、ナイチンゲールなんて現場にも出ないで偉そうなことばかり言うから大嫌いだと言ってた…のを『よくお前が言うなぁ』とシラけて聞いてる私)
でも看護師全員がとりあえず買わされる『看護覚え書』は、今読み返してみても信念に基づいて書かれていて、非常に興味深い。
次は持参して緞帳と撮ろう。
看護師であることに誇りが持てるような作品『日本看護協会はこの作品を全力で推すべきである!』とここに宣言いたします。
記念チャームも買った(2200円)
プログラムも買った(2200円)
観劇日の烏龍茶(800円)は自重したw
ではまた来週、シアターゴーストに会いに行きます。
タオル必須。
原作とは異なる部分はあるけれど、作品への敬意を感じ、世界観は守っていると思います。
事前学習はしてもしなくても大丈夫です。