気が遠くなりそうなほど暑い浜松町。

創立70周年記念公演ジーザス•クライスト=スーパースターを観てきました。

先行で完売した本公演。なぜか最前列センターが取れてしまいました。(一緒に行ったお友だちには『1年分の運を使いましたね』と言われた😭)

傾斜あり。

冒頭、アンサンブルさんが転がってくるんじゃないかとドキドキする。

先週末くらいから、アレの影響か玉突きキャス変が行われ、本日もその影響下での観劇となりました。

【本日の出演者】

ジーザス•クライスト 神永 東吾

イスカリオテのユダ 佐久間 仁

マグダラのマリア 江畑 晶慧

カヤパ(大司教) 飯田 洋輔

アンナス(カヤパの義父) 日浦 眞矩

司祭1 佐藤 圭一

司祭2 内海 雅智

司祭3 真田 司

シモン(使徒) 本城 裕二

ペテロ(使徒) 辻 雄飛

ピラト(ローマの総督) 山田 充人

ヘロデ王 大森 瑞樹

【男性アンサンブル】

森 健心 安東 翼 大満 昇太 木谷 光 劉 昌明 佐藤 幸治 平田 郁夫 鈴木 智之 横井 漱 長尾 哲平 葵野 貴元 鈴木 貴雅 平山 祥

【女性アンサンブル】

加藤 あゆ美 坂井 菜穂 菩提 行 小島 由夏 廣本 則子 辻 茜 小松 真美 濵嶋 紗穂里 立花 梨奈 森下 薫

【大八車】

磯江 拓也 香取 直矢 柴田 鴻洋 田野井 大登 西村 一樹 橋岡 未浪 別當 大地 眞柄 成寿 緑川 諒人 渡部 斗希也

注意 ここから先は、個人の先入観と偏見に満ちた文章が続きます。


注意本作品を心より愛する方、特定出演者のファンの皆様のお心やお気持ちを傷つけるかもしれません。そのため、この先はお読みいただかないようお願い申し上げます。

言ったからね、私凝視


実はあまりこの作品はあまり得意じゃなくて最初に日生劇場で観たエルサレムver、祐一郎ジーザスと玲子マリア、下村ヘロデとなかなかなキャストで観たのですが、鞭打ちとか磔(杭打ちの音と悲鳴)の衝撃がいまだ頭から離れず、敬遠しがちな作品の一つです。

ただジャポネスクverは別。

これは鞭打ちと磔だけは目を瞑っていますが、構成とか好きで、必ず行く作品です。


神永ジーザス

色々なキーが出るんだなぁ。

白塗りしても顔立ちの良さがよく分かります。

鞭打ちを目の前でされた時は気が遠くなりましたが、それ以外、表情の変化とか目の前で観ることが出来て楽しかった。

氷売り(クリストフ)とか隊長(フィーバス)の雰囲気は全くなくて、お芝居の引き出しが多いことを本日知りました。(☜すみません)

ラスト息が絶えてから、呼吸をしているように全く見えず、私が息苦しくなりながらハラハラと見ていました。

息を止めているんでしょうか?軽く2分くらいはあったと思うんですが…。


佐久間ユダ

背が高い。

スーパースターがとても良かったです。

ゴンドラから吊るされている姿を見て、ひと昔前は、結婚式で降りてくるのが定番だったなぁとか関係ないことが浮かんだ。

他の作品だとなんとなく気になる点が、全く気になりませんでした。作品と合っているのかもしれない。ジーザス同様、こんな声が出るんだと驚きや発見がたくさんありました。


江畑マリア

少し痩せた?

歌は江畑さんっていう感じで安定してます。

ずっと出演したいと言ってらしたし、願いが叶って良かったなぁと思いながら観ていました。

私が観てきたマグダラのマリア像とは貫禄もあり、少し違うなと思いましたが(私の中では華奢で美人ながっつりソプラノ=海沼さん的なイメージがある)海外ではこんな感じのマリアいるよとお友だちが言ってて、納得。


本城シモンがとても良かった‼︎そしてアンサンブルさんが素晴らしき布陣のため、もう耳福です。

急遽な山田ピラトも良かったなぁ。

山田さんはオラフったり、バブカックやったりするけど、私はデュト様が一番良いなと思っていましたが、ピラトもなかなかなモノでした。歌も良いけど、どの作品においても言える、物語を邪魔しない存在感がとても良い。

飯田兄も眼光鋭すぎて、ピッコロ大魔王に見えなくもないけど、流石の歌声。こちらも耳が喜びまくっていました。マント捌きもお上手です。

ヘロデ王は数分間で恐ろしいほどのインパクトを与える役なので、担う役者は重鎮ばかりでした。大森さんは好きな役者さんだし、そこを比較してはならないとは思いつつ、前任者共ほどのインパクトは感じませんでした。が、お尻の形は非常に美しかった。


A.W=ウェバー卿の音楽に埋もれて幸せな時間だったのは事実。これで磔さえなきゃ(鞭打ちは耐える)最高なんだけど、あの杭打ちの瞬間だけ逃げ出したくなります。毎回。

私、前世はナイチンゲールだと思っていたけど、磔の刑に遭ったのかしら?


帰り道テクテク。

ジャポネスクver観たの何年振りだろうと、もはや思い出せないけど(笑)終演後に感じるのは、浅利慶太がいかに偉大で素晴らしい演出家であったかということ。

やっぱり演出、魅せ方が面白い。

所作とか意図とかが本公演で、どこまで過去の公演に追いつけているかは個人の感じ方だとは思いますが、でもあの時代にこれだけのものを創り上げたというのは、凄いことだと思います。

2月にエルサレムverを上演するそうです。清水さんと海沼さんあたりが出てくれるなら、間違いなく行きますがま、どうだろう。


このところ色々煮詰まっていたので、観劇は良い気晴らしになります。

このまま劇場で暮らしたいくらい、帰りたくないwww

渇いた身体に水ならぬアイスクリームを補充。