舞浜駅に来たのは…30年ぶりかも。
四季さんからご縁をいただき、初日に観劇することが出来ました。
【本日の出演者】
ベル 五所 真理子
ビースト 清水 大星
モリース 菊池 正
ガストン 金久 烈
ルフウ 山本 道
ルミエール 大木 智貴
コッグスワース 吉賀 陶馬 ワイス
ミセス•ポット 潮﨑 亜耶
マダム•ブーシュ 戸田 愛子
バベット 朴 悠那
チップ 浅野 花
【男性アンサンブル】
坂元 駿 水原 俊 吉岡 遊音 松本 拓也 後藤 旭 玉井 晴章 櫻木 数馬 辻 雄飛
【女性アンサンブル】
原田 美欧 武田 恵実 堀江 美月 三島 瑞稀 村田 繭菜 上田 伶 原田 千弘 引木 愛
ここから先は、個人の先入観と偏見に満ちた文章が続きます。
『美女と野獣』を最後に観たのは、2015年11月24日の仙台公演、記念日でした。(ちなみにビーストは佐野さん、ベルは苫ちゃん、ルミエールは岩城さん←結構酷いこと書いてました。ごめんなさい)
あれから7年かぁ。
四季としてのラスト公演は2017年の京都公演でした。
本日の席は8列センター。
初日でここまで良い席は初めてで、四季さんには感謝しかない。
凄くない?
この薔薇は、動いているのと席の位置で見え方が変わります。本日はセンターでしたが、俳優さんは四方八方立ち位置を変えてくれるので、全く見えないということはなさそう。
清水ビースト
今までのビースト俳優がそうであったように、素顔がなんとなく浮かぶメイクです。
柳瀬さんっぽいなというのが第一印象。
ファントムのデビューでも思ったことですが、セリフに違和感を与えないのが、この人の凄いところだと思う。
きっと真面目なんだろう(与えられた課題をコツコツ取り組む感じ?)ビーストの可愛らしいさが加わればさらに良いと思いましたが、まぁ初日ということもあり、観ているのは観劇のプロたちですし、固さはあるものの(やや笑いを取りこぼす)難なく仕上げているなと感心しました。
若さがあるので、動きもスピーディーで力強く、王子様に戻ったときも『王子様だー』と素直に楽しめるし、背が高いので小柄な五所ベルと並んだフォルムが美しかった。
こうなると、もう1人のビーストがどう仕上げているのかも気になるところです。
五所ベル
なんて可愛いんだと(笑)
本を読む時にメガネをかけます。老眼じゃないはずだけど使い方はソレに近し。
メガネをしているのは、冒頭の『変わり者のベル』での1シーン、ガストンとのやりとりで本を読む一瞬、野獣の城で本を読んでいた一瞬、2幕のビーストに本の読み聞かせをするところで(もっとあるかも)大半はかけていませんが、どこに仕舞ってんねやという疑問も湧きでる仕様。
また冒頭のナンバー『変わり者のベル』での【豆の木と怖い男の話】が【ノートルダムの鐘つき男】と話していて、こちらは『おぉー』となる。(そして達郎カジが浮かぶ)
五所さんはメグジリーの印象がとても強いんですが、お芝居が丁寧だなぁと。
表情が豊かなので、観ていてなかなか楽しい。
本公演から加わった『チェンジインミー』にはかなりの気概を感じ、ナンバーの中では良かったなと思います。
金久ガストン
前にも観たことがあったと思うけど、こういう演じ方は初めてかも。
筋肉隆々。
山本ルフウ
この人すごいな。
アナ雪のヴィーゼルトンでも群を抜いてたけど、キャラクターの作り方と身体能力がズバ抜けて高い。
あのキモいヴィーゼルトンとは別人。なんとも憎めない腰巾着っぷりを出しています。
2幕での村人と使用人との闘い、絶対活躍したであろうと思うと悔しさが(笑)
山本ルフウのためにも、あのシーン復活できないかなぁ?
以前タンス夫人と呼ばれていた方はマダム•ブーシュと表記が変わりました。
また衣装の引き出しはなくなりました。
が、腰の辺りから色々出てきます。(観てのお楽しみ)
チップがとても可愛かった。
一番年齢が低い子が初日の大役を射止めました。
四季にしては辿々しいセリフ回しではありましたが、やはりチップを子役ちゃんがやると感動値が上がります。
人間に戻り、ポット夫人に駆け寄る姿は泣けます。
衣装について
使用人たちの衣装は(2幕は出ない)アラジンぽい。(金色に黒カツラ)
メインな使用人に関しては、女性キャストはスカートの裾が少し短くなった。1幕と2幕の変化は(たぶん)なし。以前は魔法が進んでいることを表していましたが、コッグスワースのネジ回し以外は変化なしのよう。
バベットさんの裾上げは著しく、以前はマーメイドドレスでしたが、本公演では、チュチュのような足が前面に見えちゃいます!みたいな形に。この役につく方は、皆さんスタイル抜群ですから、躊躇なく御御足出せるでしょう。
3ガールズのドレス丈も上がっていました。
ベルは全般的に裾上げされていて、足首がいや、靴がよく見えます。図書館でのピンクのドレスは前の方が良かったかなぁ?ピンクのトーンが上がっていました。
アンサンブルは以前の公演に比べると減っていて、男性9人が8名に。女性10人が8名になっています。
ムッシュダルクは従来通りアンサンブルからの選出ですが、出番はほとんどなし。
アンサンブルにはアラジンに出演している方も多いと思います。
全体的には分かりやすくするため、説明的な文言が増えたかな?
場所が場所だし、お子様の観劇も多いと踏んでそうしたと推測。
私は従来の燻銀な日下さんの語り口が大好きでしたが、今回はかなり声が若返ったなぁという印象。
(あの人かなぁ?という推測はしてる)四季の役者さんなので、声のトーンも聞きやすくて良いと思います。
残念な点も少しあって、1つはBOGでのお皿。
時代に合わせたのか折り畳める(嵩張らない)エコな感じ。以前の皿回し(←言い方)が好きだったので、少し寂しい。でも皿の使い方が李香蘭の1シーンにそっくりで(分かる人には分かる)笑いそうになりました。
あとシュガーポットも出て来なかった。歴代シュガーポットは可愛い人がやるので楽しみにしてたw
2つ目は、2幕の村人と使用人たちの闘いがなくなったこと。ルフウとドアマットのでんぐり返しとか楽しかったんだよなぁ。。あのコミカルな場面からのガストンとビーストの緊張感溢れるやり取りが好きでした。
1幕は80分、2幕は45分という配分なので、驚くほど2幕はあっという間に過ぎ去ります。
舞浜が意外と近いことが分かったし、座席は広くて(鞄掛けとドリンクホルダーもある)椅子も座りやすいので、チケットが手に入れば観に行けたら良いなぁと思います。
色々な舞台が開幕して、役者さんやスタッフさんたちのやりくりも大変そうですが、体調管理に気をつけて長く上演していただきたいと思います。
とりあえず次の公演地は大阪あたりも良いかもしれない。(←まだ始まったばかりやろー‼︎)
長くお付き合いいただきありがとうございました。