確率・統計の勉強 | マイノリティの自覚

マイノリティの自覚

最近自分の思考はどうやら少数派に属するらしいことが分かってきたが・・・,果たしてそうなのだろうか?

日常考えたこと、読書感想などを・・・・を書く予定





ひさびさ更新。

更新が滞っておりますが、最近は忙しかったので本を読む時間が取れなかったのが原因です。

俺の普段のしょーもない日常を書いてもニヤニヤするのは知り合いだけなので、書いてもしょうがないかなと。




そしてひさびさに読んだ本がこれ。



科学する麻雀/とつげき東北
¥777
Amazon.co.jp



内容的には、過去の膨大なデータから確率・統計を使って麻雀の最適な戦略を考察するというもの。


なんか読んでて論文ぽい雰囲気があった。

細かい式や数式を使った解説が存在するが、理解できないところや自分が理解する必要のないところは飛ばしてしまえば問題ない。

今までの麻雀解説書で、データを示しながら解説したものはほとんどなかったので画期的である。



読むためにはある程度の麻雀の知識、打ち方の基本が身についている必要がある。

ルールを覚えて、解説書を4,5冊読んで、もう一歩新しい知識がほしいっていう人にはぴったりだと思う。



逆に、楽しければいい、勝ちにこだわらない、流れやツキを信じるっていう人には向かないと思う。



良かったところ

・一つ一つの知見がデータの解析から根拠付けられていて、説得力がある。

・なかなか理屈っぽくて読んでいて面白い。


・「なるほど」と思えるところもいくつかあったし、なかなか有用なデータも見れた。
(例えば、1~5巡目にリーチをかけたときに上がれる確率とか)



まあ、そこから導き出される打ち方は既に知っているものも多かったのですが、データによる根拠付けってのは大事です。

知っていると自信を持って打てるようになるかも。
(つまり、あんま考えずに打てるようになるので周りの人に迷惑をかけなくなります)



いまいちなところ

・図が見にくい
 図の説明が色々書いてはいるのだが、理解するのに時間がかかる。もう少し分かりやすくならなかったものかしら。
 せっかく面白いデータを集めてるのに、分かりやすい見せ方になってないのが残念。

 この本の続編で分かりやすくなってるらしいので、そっちに期待。


・前提としてかなりの対局数をこなすことになっている

 この本の戦略は、何千・何万という対局から得られたデータを処理して作られたもの。
 従って、得られた戦略は何千・何万という対局をすることが前提の戦略である。
 ネット対局をひたすら繰り返すような人であれば、十分使える戦略であろうが、そこまでやりこむ人ってそんなに多くないと思う。


 まあ、この本の主旨が、長期的に強い戦略を見つけることなので文句を言うところではないかもしれない。
 というより、麻雀自体がそういう性格を持っているものだから仕方ないかもしれない。


 概ね書いてあることには同意できるのだが、
 でも麻雀って、楽しく遊ぶためにあるものの一つなので、そんな大量に打ち続けることが要求される戦略って・・・、ってちょっとだけ思った。
 何せ普通は、人間がリアル麻雀を打つと一晩中かかっても半チャン5,6回である。
 信頼できる実力が発揮されるようになるには相当やらないといけない。
 いあ、でも麻雀てゲーム的にはそういうものなのよね。
 でもそんだけ長い間やるなら人と人との楽しい時間を過ごす工夫が大事なような気がしないでもない。
 まあ、この本に文句を言っても仕方がないのだが。



・具体的な個々の役の解説などが少ない

 統計的処理をすると一打一打の打ち方よりも、戦略的な方向の解説になりがちなのは仕方がない。
 でも、データがたくさん取れるんだから、個々の役の作り方、方針、どの役がどの程度の確率で上がれるか、パフォーマンスのいい役は何か、とかを見たかったな。
 (最もパフォーマンスがいいのはリーチとドラだろうけど)
 そこまで要求するのは酷かもしれないが。
 細かいうち方とかを知りたい人は他の本で補間するのがよろしいかと。


・流れ、ツキを徹底的に叩いている

 筆者は過去に何か嫌なことがあったのだろうか?
 流れ、ツキといった、麻雀の本でよくある用語。
 それらをあいまいなもの、嘘、ごまかすための言葉として一蹴している。
 というか、露骨に叩いている。
 いや、俺もそういう運とか流れとかは信じてないからそれはいいんだ。
 てか、いまどき流れとか信じてる人いるのかしら? と思う俺がいる。


 でもそこまで書かなくてもっていうくらいの叩き方である。
 別に、信じたいものは人の好きなように信じればいい。他人の価値観にとやかく言わんでも。


 などという人はそもそもこの本を手にとっていないのだろう。   と思ったら、アマゾンの書評を見れば結構そういう人がいるのでした。



こう書くと、いまいちなところが多いようだが、いい本です。

いい本なだけに、残念なところ、もう一歩ほしいところが目立ってしまった結果である。

理系の麻雀打ちならぜひ読んでおきたい一冊。