たまには、ビジネス書を離れて、、、
- 崎山 克彦
- 何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす
カオハガン島は、崎山克彦氏がオーナーの島で、購入当時、
島には約300人の住民が違法に住み着いていた。
氏の知人たちは後々のトラブルを避けるためにも住民たちを追い出してしまった方がよいと忠告したが、
氏は住民たちとの共存を選択。
文化も違い、経済格差も大きい国から来た「新オーナー」は、
カオハガン島民をいたずらに刺激することはせず、
彼らが守ってきた生活習慣を尊重しつつ、公衆衛生や教育など、
住民の生活改善に協力できることはすすめ、
住民から「サキ」の愛称で呼ばれて慕われるほど、両者はとてもよい関係を築いている。
読めば読むほど、あーー、ここに行って見たい!と思いが募る本。
日々の生活に潤いがないなぁと感じたら、是非読んでください。
こういう本を読むと、
資本主義経済の物質万能主義的生き方に対する疑問が沸き起こってきたりして、
批判的になったりする場合もあるけど、
都市型の生活か、島の生活か??みたいな二元論ではなく、
どっちも、自由に選択できるというのが、
豊かな証拠なのじゃないかなあと思います。