ショパンが好きなので、勿論ショパン国際ピアノコンクールには興味あるのですが。

SNSを開くとどこを向いても話題に上がっていて、それだけでお腹いっぱいで、殆どYouTubeでの配信を見ていない私です。


という訳で、ショパコンの感想は書きませんが、ふと思ってしまいました。

コンクールって残酷な面があるなと。

最高峰のステージで、皆それぞれの素晴らしい芸術、ピアノ演奏を披露する。

それがコンクールには、順位表彰があるから、当然競い合いがあり、優劣が付いてしまう。

「あの人はあそこでミスがあったから、残念な結果になった」と言われているのを聞くと、芸術が否定されているような気持ちになって、何だか悲しくなります。


演奏とは何か?

芸術とは何か?


私は社交ダンスの競技選手をしておりました。

ダンス界は競争が露骨です。点数取る為の踊り。

コンペに出ていないアマチュアでも、下手だと文句や嫌味を言われる。(相手と組んで踊る為、皆下手な人とは踊りたがらない)

上手いかどうかで善し悪しが決まる。

プロはショーで技を見せる。派手で「凄い」と思わせるパフォーマンスをしないといけない。観客はそれを求めています。

バレエの様な芸術的な踊りとは掛け離れていて、まるでスポーツの体操競技のように感じることが多い。

上手いな〜。綺麗に踊っているな〜。という印象。

感情・音楽との融合・物語性が感じられない。ドラマが無い。


ピアノはダンスみたいな事にはならないですが、時々コンクールについて、ん?と思ってしまいます。