バッハの公開講座を受講いたしました。
「バッハを語り出すと終わらない。一日中喋れます」と先生が仰ったのですが、90分でも全然足りない位、内容が濃く、細かくて、とても興味深かったです。
インヴェンションとシンフォニアは何を学ぶ為にあるのか?
バッハからの影響を受けたショパンの作品。
イタリア様式とフランス様式の違い。
キリスト教、神と人間。
どう考えてバッハを演奏するのか?
などなど、様々なテーマでお話されました。
バッハの時代に、もしもレオナルド・ダ・ヴィンチがいたら、物凄く食い付いただろうなぁ。
バッハの音楽はダ・ヴィンチの黄金比率の様で、だからこそ完璧なまでに美しい 隙がなくて、これ以上は手の加えようが無い、という印象を受けます。
私のように理論と知識に乏しい人間が、インヴェンション弾いていて良いのだろうか?
…いや、弾けない。音楽を専門に学び、極めた人でないと。
2声の勉強する為だけに練習するのは恐れ多いことだわ、と思いました。
それでも、子供の小さな手でも弾けるように作られていて、バッハに触れることができるのだ。中身は超絶難しいのに。
誰でも弾けない超絶技巧の難曲とは、異なる難しさがあります。
他の作品でも言えますが、演奏する為には多くの知識と技術が必要で、深く掘り下げて研究しなければならないですね。
本物の演奏をするというのは、そういうこと。
私はまだまだです。
でも、学ぶこと・考えることは大好きなので、きっと私は一生音楽を勉強していると思います
⬆️ショパンへの影響のお話の中で登場した、幻想曲の部分、《新世界より 第四楽章》のあの部分に似ていて、お気に入りの旋律だったので、この出だしがバッハからの影響と分かり、興奮していました(笑)