念願叶いまして
昔からずっと聴きに行きたかった、ランランのコンサートへ!
ランランのお手元や表情も見える良い席が取れました
CDやYouTubeでしか知らなかったランランの生音は、全てが伸びやかで響に動きがあり、脳内で視覚化され、絵になります。
次第にこの世ではないような、幻想を見せてくれました。
腕を振り上げて、指揮とピアノ演奏を同時に行っているかのような演奏スタイル。彼の中では指揮もしているのかな?
時折、演奏している感覚が入って来て、きっと指先にピアノが鳴る振動を凄く感じているだろうと、勝手に想像しました。指先から背筋に伝う程に。
後半はショパンのマズルカが幾つか演奏されました。
マズルカは私にとって、捉えどころがない謎です。ワルツみたいだけど違う。どんな踊りなのか、もう残っておらず(ショパンの時代に踊られていたマズルカは廃れたらしい)、リズムから想像するしかありません。
ランランは、リズム感(リズムの見せ方)も素晴らしく、マズルカの謎が少し解けました。
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6カウントで1まとまりのステップ。
1と5にアクセントを感じる。1と5にダウン・踏み込みがある。1と4にアクセントが入り、次に1と5のパターンもあった。
6で一瞬ポーズ(静止)が入る。
拍に合わせてカウントすると5がアクセントでなく
①と2 3 ④ 5 休
○がアクセント
6拍目が休符
動きはコンパクトで、小さくステップしている。
農民の踊り。
ハチャトゥリアン『仮面舞踏会』のマズルカを練習した時に、ワルツとの違いがよく分からなかったけど、なるほど〜!理解しました。
アンコールは3曲ありました。
未発表のショパンも聴けて良かったです。
曲の感想を書くと長文になるので、心の中に留めておきます。
実家に帰った時、母に「ランランのコンサート行くねん」と話したら
「ランランって何それ?パンダちゃうの?人名?」
と、ボケじゃなくマジで言っていたのが面白かったです。
クラシックをよく聴き、角野隼人さんが好きな母なのに、ランランを知らなかったのか
めちゃめちゃ有名ですよね?クラシック好きなら誰でも知ってると思ってましたよ。