結局のところ、私は演奏家を目指しているのかもしれない。職業的にではなく。
この曲の素晴らしさを伝えたい。魅力的な演奏がしたい。一緒にこの感動を分かち合えるといいな〜。
そういう思いで、私はピアノを練習しているのです。

「ピアニストは何曲も暗譜で大勢の前で弾いていて凄い」とコンクール出てらっしゃる方と話していて気付きました。
コンクールって演奏家育成が目的。そういう演奏能力が求められのは当然。アマでも聴衆の前で「これがショパンです」って弾くなら、作品に対する責任みたいなものがあると思うし。プロなら集客力やお金払って聴く価値があるか?を見られるのでしょう。
ピアノ弾く人は皆ピアニスト。
コンクールの講評で、審査員の先生が出場者を「ピアニスト達」と仰っていたのを思い出します。

演奏能力を向上させる為にコンクール出ている。
ということは、演奏家を目指しているのだ。
人に聴いてもらえる音楽がしたい。
聴衆が熱心に聴いて下さっている時の、空気の中で、音の中で、繋がって一体となった手応えを感じる喜び。また味わえたらと思います。