この音はどういうイメージ?
レッスンでよく聞かれます。
曲によって、かなり具体的に現われることがあれば、ぼんやり見えて来ることもあります。
先日はぼんやりなイメージでした。

「黄色い光が見えます。光は強いですが、はっきりとした形ではありません。あれは太陽と海?日が水平線に近づいて、海にも反射して横に広がって行きます…」

見えるまま話していて、スピリチュアルな世界の人っぽいなと(笑)ちょっと恥ずかしい。

私は音を色彩・形・動き・距離感・重さで捉えます。
楽譜上の音符は、文章で受け取ることが多いです。詩を読んでいる感覚で。ラヴェルの楽譜は絵画的に見ます。

それらが合わさって映像になります。
この音はナレーション。こっちは背景。何となく決まって行き、作品構成から物語や演出を考えて、映画ができます。
ロマン派はストーリー性が強くてドラマチックなので、映画化しやすいです。
バロック、古典派は色彩と動きがよく見えます。色の付いた空気が動いている感じ。
印象派は絵画と映像。ストーリーはあまり無くて、自然の風景を眺めている感じ。

音楽って面白いなニコニコ