私がフランス音楽が好きであることと、フランス語が好きだということは、関係があるかもしれない。

ということで、フランス語と音楽について考えてみました。


フランス語はリエゾンとアンシェヌマンがあります。

詳しくはこちらの解説をどうぞ↓

母音や子音を繋げるので、複数の単語が一つのまとまりに聞こえるのです。


音と音が繋がって溶け合う。

フランス音楽って、そんな風に聴こえるんですよ。

mon ami (意味 : 私の友達)

モン アミ

⭕️モナミ

モナミよりも、モン アミと言うとハキハキして聞こえます。

モナミだとあまり口を動かさずに発音するので、とても柔らかく滑らかですね。


私はハキハキした感じが、うるさく聴こえてしまいます。だから英語やドイツ語は好きではありません。(特にアメリカ英語は苦手だなぁ)


フランス音楽って、フランス語喋っているみたいに聴こえるから好きなのだと思います。



あと、フランス文化も音楽に表れているようです。

異国情緒を取り入れるところ。

気取ってダイレクトには気持ちを伝えない。


フランス人は異国の文化を取り入れるのが好きです。(移民が多いのも関係あるかも)

Japonismなんて、正にですね。音楽だとビゼーのカルメンとか、スペイン風を使っていたり。


フランス映画をよく観るのですが、意外と感情をダイレクトに出さずに気取ってみせるところ、あるよね〜。

喧嘩する時は、いきなりガッって怒るんじゃなく、静かに皮肉の言い合いから始まるパターンが多い気がします。(人によりけりではありますが、皮肉はよく言う)

京都人みたいなのかな?

「ピアノ、上手にならはりましたなあ」

(ピアノの音うるさいぞ!という意味のご近所さんのクレーム)

ダイレクトに言わないから、京都人知らない人には伝わらない。


「今、私何考えてると思う?」

って訊いておいて、答えたら

「あなたがそう思うなら、それが答えよ」

みたいなやり取りとかね。

正解してたら、めっちゃ嬉しい筈なのに「当たり!どうして分かったの?テレパシーみたい」等とは言わないんだなニヤリ


フランス音楽は、感情がダイレクトに表に出なくて含ませる感じがします。