初めて奈良のホールで演奏しました。

その日はまた変に背中というか、肩甲骨が痛かったですが、痛みのお陰でいつもよりは力まずに弾けたかなと思います。


痛みで腕上げるのは辛い…という状態だったにも関わらず、ピアノ演奏中はケロッと忘れていました。

ノクターン後半は段々気持ちが込み上げ、最後は感極まってか、めっちゃ左手上げてるやん!

後で「あの手は何?」と友人にツッコまれました(笑)

自分でもその時「うわ〜凄い手が上がっちゃった」とびっくりしましたよ。

気持ちは入ってましたが、自分の中では「アカンな。イマイチ」と反省の多い演奏でした。クレッシェンドができてなかったり…。


その後、ノクターン1番を弾いたことのある友人とお話しして、大変勉強になりました。

演奏動画も見せて頂き、自分を知ることができました。

自分というものは、他者がいるから存在を認識できる。

他者を見て自分を知る。

そんな事を卒論で書いたのを思い出します。(自己認識やアイデンティティに関する記述)

左手が難しいこと等、改めて思うことが出てきて、また違う角度からこの作品を見詰めるのは面白い。


ノクターン弾き始めた当初は、ここまでハマるとは思いもよりませんでした。

1番終わったら別のノクターンを弾くつもりだったんです。(ノクターン全曲制覇目標)

なのに、やればやる程に魅力を感じる…噛めば噛む程味が出るスルメのようです。

やみつきになってしまいました。


「同じ曲を弾き続けるのは良いこと」だと、先生からも友人からも言われました。

新しい曲を始めても、ノクターン1番は弾いて行こうと思います。