ピアノレッスンは私にとって理想的であると思います。

どの先生も私の考えを聞いて下さる。

「ここはどんなイメージを持っている?」

「どう弾こうとしている?」

私がやりたい事に寄り添って、否定せずに、「こうすれば、あなたの表現したいことが出来ますよ」と教えて下さいます。


私は自分の考えていることを発言できる自由に喜び、人間として扱われていることを幸福に思います。



ダンスレッスンは、全くそうではなかった……。

私はいつも恐怖や不安を抱えていました。

少しでも間違えると怒られる。

言われた通りにするしかない。


「基礎的なことを教えて下さい」

そう言って色んな先生の所へレッスンに行ってみたけれど、基本の立ち方、姿勢、ウォークを見て指導して下さる先生にはなかなか出会えませんでした。

そういう先生に出会えたのは、プロになってからです。(複数の先生に習うことは良く思われないので、他のダンス協会の先生に密かに習っていました)


ハラスメントもありました。

しつこく飲みに誘われる。

セクハラ発言をされる。

練習しているとバカにして笑う。←レッスン待ちしている他の生徒を巻き込んで、ひやかす先生もいた。

プロになってからは、人格否定が酷かったです。

「お前は最低のクソ以下だ」「何かできると思うな。できることは1つも無い」等と常々言い聞かされる。

何か発言すれば、ろくに聞いてもらえないか、全否定されるか、バカにされるだけ。

「はい」「分かりました」と言ってはいけないルール。分かることなんて何も無いからだそうです。

…これ以上はとても酷いので書けません。

これらは私がたまたま経験しただけです。

良い先生、良いレッスンも沢山あります!



ピアノレッスンは、人目に晒されずにレッスンを受けられるので安心感があります。

ダンスは、フロアで複数の方々が一緒にレッスンを受けていたり、次の生徒がその場で待っているので、常に公開レッスン状態です。

「あの人はあの先生に習っている」とか、「あの人は前の○○教室をやめてこっちに来た」とか、 知れ渡ってしまう狭い世界。変な噂を立てられることもあるので、何かと警戒してしまいます。



ピアノレッスンを受けていると、本当にありがたいレッスン環境だと思います。

自分が習いたいことをちゃんと習える。

「こういう所を教えて欲しい」と言うことができる。

しかし恐らく、自分がそう望んで辿り着いたのかもしれません。

大好きな音楽を嫌いになりたくないから!

信頼できる良い先生かどうか?無意識に見極める力が身に付いたようです。