音楽関係のイベントが連続で夢のような日々。
まとめて記事にします↓看板持ち

江口玲先生 公開マスタークラス

江口先生の公開マスタークラスは2回目の参加。
1回目で、ピアノを弾くというのはどういう事か?初めて分かった衝撃の演奏と大変興味深いお話すっかりファンになりました。

今回は「エスプレッシーヴォとは?」というテーマ。
最近、ピアノでも他の楽器の様に一音でクレッシェンド出したい、と思っていたところジャストなお話があって興味津々で聞いておりました。
江口先生は作曲科出身でいらっしゃるので、曲の構成と考え方のお話も。これは小説を書くのにも共通するので凄く納得。
ショパンについても、作品の特徴を新たに知る事が出来て良かったです。

フランクとスクリャービン。私はあまり知らず…。フランクは循環形式の人というイメージでしたが、オルガニストなんですね。オルガン、チェンバロ、ピアノの楽器の特徴と違いについてのお話もありました。

スクリャービンのソナタを初めて聴き、ラヴェルに似てる!と思いました。最初の方、スカルボ登場しそうな雰囲気。でも、ソナタ5番以前はショパンによく似ていると解説がありました。
ラヴェル好きな人はスクリャービンハマる説指差しあると思います!
すっかりスクリャービンに興味津々おねがいwikiで調べたら、ラヴェルとほぼ同年代でした。
ソナタを年代順に(曲の最初の方だけ)聴いて行くと、どんどん前衛風味になり、新しいスタイルを築いていったのが分かりました。面白いですね。

この間、レッスンの時「オペラさん、江口先生の公開マスタークラス行かれるんですよね?うちの生徒が出るんですよ」と先生が仰っていました。受講生の学生さんを通じて、間接的に先生の教えも受けている様な、贅沢なレクチャーでありましたニコニコ

オール ラヴェルのコンサート


このプログラムは神ですビックリマーク私の聴きたいラヴェルが…ラヴェルの宝石箱や〜!ラブ

ピアノ協奏曲ト長調を生で聴くのが夢でした。夢叶いました。


ラヴェル、管弦楽の魔術師というだけに圧巻されるハーモニー。山から降りて来た風が歌い、小鳥の囀りが聴こえて来て、大自然を感じたと思ったら、リズムを刻んで踊りが始まったり、飽きない。よくもこんなに多種多様な音が登場するもんだなびっくりと思います。

《全員の踊り》は味わった事のない感覚。ラスト、空気圧(音圧?)で吹き飛ばされそうでした。身体が浮き上がるみたいな。

生で聴いたピアノ協奏曲ト長調はCDと違って、ピアノの音色がマイルドにオケと馴染んでいる感じが良かったです。ピアニスト岡田奏さんのオケに対する意識が強くて、ピアノが主役!と主張し過ぎない所が好き。

アンコールにはピアノでドビュッシーの《沈める寺》が演奏されました。

岡田奏さん、クールでカッコイイ演奏で素敵でした。小林愛美さんみたいな雰囲気。


最後は《ボレロ》。なかなか良い席に居たので、演奏している細かい所まで見えました。

ヴァイオリンが持ち方変えて色んな弾き方するのが面白い。弦楽器がピチカートから弓を手にして弾き出した時の解放感が堪らない。

小太鼓の果てしないクレッシェンドが凄い!兎に角クレッシェンドが凄いんだよねー、この曲。


オケならではの物凄い奥行の幅!江口先生のレクチャーでのお話を思い出し、大変勉強になりました。

ホールの隣りのイタリアンでディナーいたしました。本場仕込みのピッツァ・マルゲリータと、撮るの忘れた牛肉と玉ねぎのパスタ。こんなに美味しいイタリアンは初めてかも照れ

またシンフォニーホール行く時に行ってみようかな。店員さんがグイグイおススメを出して来はるので、ちょっと圧倒されてしまいますが…。