
江口玲先生 公開マスタークラス



オール ラヴェルのコンサート
このプログラムは神です私の聴きたいラヴェルが…ラヴェルの宝石箱や〜!
ピアノ協奏曲ト長調を生で聴くのが夢でした。夢叶いました。
ラヴェル、管弦楽の魔術師というだけに圧巻されるハーモニー。山から降りて来た風が歌い、小鳥の囀りが聴こえて来て、大自然を感じたと思ったら、リズムを刻んで踊りが始まったり、飽きない。よくもこんなに多種多様な音が登場するもんだなと思います。
《全員の踊り》は味わった事のない感覚。ラスト、空気圧(音圧?)で吹き飛ばされそうでした。身体が浮き上がるみたいな。
生で聴いたピアノ協奏曲ト長調はCDと違って、ピアノの音色がマイルドにオケと馴染んでいる感じが良かったです。ピアニスト岡田奏さんのオケに対する意識が強くて、ピアノが主役!と主張し過ぎない所が好き。
アンコールにはピアノでドビュッシーの《沈める寺》が演奏されました。
岡田奏さん、クールでカッコイイ演奏で素敵でした。小林愛美さんみたいな雰囲気。
最後は《ボレロ》。なかなか良い席に居たので、演奏している細かい所まで見えました。
ヴァイオリンが持ち方変えて色んな弾き方するのが面白い。弦楽器がピチカートから弓を手にして弾き出した時の解放感が堪らない。
小太鼓の果てしないクレッシェンドが凄い!兎に角クレッシェンドが凄いんだよねー、この曲。
オケならではの物凄い奥行の幅!江口先生のレクチャーでのお話を思い出し、大変勉強になりました。
ホールの隣りのイタリアンでディナーいたしました。本場仕込みのピッツァ・マルゲリータと、撮るの忘れた牛肉と玉ねぎのパスタ。こんなに美味しいイタリアンは初めてかも
またシンフォニーホール行く時に行ってみようかな。店員さんがグイグイおススメを出して来はるので、ちょっと圧倒されてしまいますが…。