レッスンはこれからショパン バラード1番をやります。

ハチャトゥリアン 「スパルタクスよりアダージョ」

ラヴェル 「ラ・ヴァルス(ピアノソロ版)」

「高雅にして感傷的なワルツ」

これらにその後挑戦して行きたいと、先生に楽譜を渡し、申し出ております。


初心者に毛が生えた程度にも関わらず、

不相応な難曲をやろうとする理由は……

レッスンを受けると決めないと

どうやって弾くか分からないし

分からないと諦めて弾かなくなるから。


子供の頃はバイエルに始まり、ソナチネやソナタアルバムをやり、練習曲以外では「エリーゼのために」しか習いませんでした。

ピアノが得意だった少女時代、初見で大体弾けたので、何も深い意味も考えず、薄っぺらな無味乾燥な演奏をしていただろうと思われます。


大学受験でピアノのレッスンはやめて、その後は遊び感覚でショパンを弾いていました。

エチュード「別れの曲」、ノクターン9-2、幻想即興曲、ワルツを幾つかと、バラード1番も。

この時もまだ、楽譜を深く読んではいません。

大好きな憧れの曲を、唯弾いて音を楽しんでいただけです。

弾けない所が出て来たら、諦めて飛ばしていました。それがバラード1番です。


家からピアノが無くなり(リフォーム時に売りに出された)、全く弾けないブランクが10年程ありました。

でも、弾けないとなると、CD聴いて楽譜を見て、「この音はこんな風に書かれているんだ。こんな音の組み合わせなんだ」と思ったり、どういう曲の構成なのか確かめたり、どんどん深く追求するようになりました。


これから挑戦するバラード1番は、ブランクがあって最初の方すら全く弾けない状態で、練習を開始しました。

私は、弾けない曲は想像力で補います。譜読みに時間をかけ、これはどういう意図なんだろうか?と数小節で立ち止まっては、いちいち考えを巡らせます。最早、研究の域⁉️

度々、譜読みで発見したことについて、音大の先生方とお話するようになりました。先生方は意見を下さり、更には文献や色んな説を紹介して頂いたり、論文を送って下さったりと、本当に有難いことです。


弾けない難曲程、深く読み取ろうとする。

だからこそ良い、というのも挑戦する理由であります。