ピアノを弾くが好きなのは、一人自分の世界に篭もれるからかもしれない。
それは、小説を書くことも同じ理由だ。


ここ最近の体調不良で、人と係わるのがしんどくて、そんなことを思った。
幸い職場の雰囲気は良く、人間関係も良好で居心地が良いが、不用意に知らない人から話しかけられるとストレスを感じる。

また、身内や親しい人であっても、常に明るく元気に笑って、ネガティヴな事を言ってはならない、という無言の要求に応えようとする自分がいる。
そうしないと、「空気読めない」と責め立てられる気がするのだ。

本当に親しい人(職場の人を含む)だけは、自然体でいられる。


幼少の頃から孤独を好む方だ。小一で留守番も平気で、母親が10日程海外に行っててもヘッチャラだった。

ピアノの練習は、一人の時間を過ごせて、自由で、それが良い。

ダンスが嫌になってしまったのは、そうした安穏な孤独が保てないのが要因だと思う。
ペア練習以外に、必ず個人練習を行うが、練習場では少なからず、人の練習に口出ししたり、教えようとする人がいる。
私は自分の考えで練習しており、資格を持った先生に指導を受けているので、放っておいて欲しい。

教室で練習していると、バカにして笑う先生がいた。
たまたま居合わせた生徒にも「ほら、見てみ」と言って冷やかして笑う。
自分が下手でおかしいのも、出来てないことも知ってる。だから練習してるというのに。

ペア練習においても、自分がやりたいようにはできない。
こんな動きにして、こんな表現がしたい!と思っても、相方(夫)の意見を聞かなくてはならない。
相方の方が遥かにベテランなので、意見を言い出し難いところがあった。
「何も分かってない」
「あなたに何ができるの?」
と、いつも私には出来るわけが無い、と思っているのだ。


ピアノの練習していると、幸せな気持ちになる。
煩わしいことなく、集中できる。

孤独は私を自由にしてくれる。





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