パデレフスキ「メロディー」の楽譜が見付からず、先生に相談したところ、楽譜専門の《ササヤ書店》を紹介して頂いた。
早速問い合わすと在庫あり!だったので、梅田まで買いに出かけた。
その日は婦人科の通院の日で、先に病院へ向かった。
漢方はよく効いているが、少量の不正出血と体調不良が続いている、と伝えると「子宮癌検診を受けた方が良いですね」と医師が言った。
子宮癌検診は、妊婦の時に受けた以来で3年は経つ。毎年受けるものだっけか?
生理の時と、ピル処方と同日に検診は出来ないというので、来月は2回来なきゃいけないのか…と思ったが、薬を2ヶ月分処方してもらえることになって良かった。
平日夜は待合が混むので、通院日は有給を使うことにしているから。
久々にJRに乗った。
ダンサー時代はしょっちゅう乗ってたので懐かしい。他府県へ師匠のレッスンを受けに行ったり、試合やパーティーで移動が多かった。
その頃はパニック障害がまだ酷く、スピードの速いJRは怖かった。
コロナで殆ど電車に乗らなくなった今、若干パニック発作が心配だったが、長距離ではないし、大丈夫だった。
11時の開店まで、かなり時間があったので、モスで食事を取った。
モスチーズバーガーをいつも頼むので、一度くらいは違うものを、と思うのに、やはりモスチーズを注文してしまう。
厚みのあるトマトに、ソースと溶け合ったチーズと玉ねぎが滴る。食べにくいけど最高の組み合わせ。
書店は、想像してたよりもこじんまりとしていた。海外ものが多いようだ。(楽譜も洋書と言うのか?)
まだ1曲どころか、数小節しか弾けぬラヴェルをまた見てみる。フランスの楽譜を見付けて、少しときめく。ラヴェルはフランス人だから。
色々買ってみたかったけど、結局は取り置きしてもらっていたパデレフスキだけ、手に入れて帰った。こちらも洋書。ポーランド語?
帰宅後、トーストを焼いた。
ヤマザキダブルソフトを冷凍保存するのに、アルミホイルで包むのだが、そうすると嵩張るので1枚食して冷凍する。
トーストには無塩バターが美味しい。たっぷり塗って焼く。
そうこうしていると、雷鳴が聞こえ、晴れ渡った空が一気に薄暗くなる。嵐だ。
次第に激しくなる雷に、私は興奮する。叩きつけるような雨にも。
台風が来ても、私は妙にワクワクしてしまうのである。
自然のエネルギーを身体に感じるから。
そんな時こそ、激しい曲が弾けたら丁度良いのだが。弾ける曲は僅かしか無い。
パデレフスキを少し弾いてみた。意外と難しかった。
ピアノ再開後、初見では殆どムリである。声楽は初見で歌えるけど、ピアノは自分の体じゃないし、音が多くて。
練習を2日休んでたので、レッスンの課題をまだクリア出来ていない、ショパンのノクターンを弾いた。
ちょっと分かって来て、弾き方を変えた部分が、残念ながらすっかり元に戻っていた。
《一日練習を怠ると自分に分かる。二日怠ると批評家に分かる。三日怠ると聴衆に分かる》
この名言はパデレフスキのものだと最近知った。
もし、パデレフスキの楽譜を探さなかったら、バレエダンサーの誰かの言葉だと思い続けているだろう。
感覚というのは、刻々と変わる。
自分のコンディションを確かめ、調整する為にも、毎日少しでもやらなければ、と思う。

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