声楽を学び出した頃に思いましたが、
ピアノも技術より表現を先に考えた方が良いなと思います。
ここはこういう音色にしたい!
このように見せたい!
感情はどう動くか?
を頭に置いていると、レッスン受けていて楽しいです。
ゴールが見えていて、辿り着く為の最短ルートを教わっている感じ。
逆に、子供の頃がそうでしたが、ひたすら練習曲をやっていても、ゴールが見えていないと、何でこんな事してるんだろう…?と、意味が分からないままで、長年習って来た事が、今やすっかり思い出せない。
表現を考えることは、曲の構成や作曲家のことも調べたり、考えたりします。
何故にそう表現するのか?をはっきりさせる為に。
自分で考えることは、記憶に残りやすい。
それが技術と結び付くと、技術も身につきやすい。
質問もしやすくなります。
「私はこうしたいのですが…」
「こう思ったのですが、どうでしょうか?」
とよく言います。
そういう風にレッスンを受けられると、とても幸せです

何故なら、ダンサー時代、折角レッスンを受けに行ったのに、何を質問したらいいのか、全く考えが浮かんで来ない事がよくありました。
真面目に基礎練をやっていましたが、表現したいことが見えない状態。
(ボールルームダンスの場合、他の踊りとは違って、曲が決まっている上で振付けがあるのでなく、振付けが決まっており、どんな曲にでも即興で合わせる為、表現を考えるのは漠然としていて難しかったです)
レッスンで見てもらって、指摘されて終わり、というのは虚しいですね。

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