演奏するのと演技するのは同じことでは?
来週のレッスンに向け、ノクターンを練習していて気付きました。
部分練習→通し練習。通しの時は作品の世界に入り、そのストーリーや情景に浸り、感情を乗せます。
ですが、思い切り間違えたりすると…
素に戻る
創り出した情景がサーッと消え、誰でもない私がそこに居る。
この感じ、試合やショーでダンスを踊ってる時もありました。(私はダンサー)
曲に合わせて演技しているんですよね。
なのに、集中が途切れてしまう。そして、焦ったり頭真っ白なったり。
まあ、あがり症の私は頻繁に真っ白になるので、ベーシックステップでアドリブ入れて繋げ、その間に何やったか?思い出したり、相方を見詰めて「この次のステップ何?!」と無言の訴え
しかし、そんな風には一切見えないように、シレーっと、あたかも最初からそういう踊りであるように、してみせます。
素の状態を即切り替えなければなりません。
私は切り替えがまだまだ遅いと、夫に言われてますが
ピアノだと立ち直りが全然出来ず、素の状態のまま、唯音鳴らしてる風になってしまいます
人前で弾いた事ないけど、もしそうなったらボロボロになるやろな……。恐ろしい
逆に考えてみると、演技に集中して弾いていると、多少間違えてもいちいち気に留めず、流していけるので、何が起ころうとも演じ切ることが出来れば良いんじゃない?
そう言えば、ピアニストの友人が
「この人ならこういう音色、こんな演奏をするだろうと、他者になり切って演奏する事が出来る」と言ってたのを思い出しました。
役作りもしっかりするそうです。
時代や気候まで、細部に至りイメージを創っているんですね。
下手くそでも、演技していると気持ちが入るので、私が目標としている何かを伝える演奏が出来るかもしれない。
と、希望を見出しました。

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