『ノクターン演奏の手引き』によると、ショパンの作品には細やかなペダリングの指示があるが、ショパンの時代と現代のピアノは違うので、その当時のピアノがどういうものか?を想像し、ショパンはどのような音色を出したかったのか?を考える必要がある。
というような事が書かれていました。
つまり、現代のピアノで指示通りペダリングをしても、それは本当にショパンが求める音ではないかもしれない。
それを意識して譜読みしてみると、ちょっとした発見がありました。
出だし1小節はメロディーのみ。
この出だしの旋律が発展した形で現れる。
その部分にはペダル無しになっている。
ということは、シドレラシソは響を抑え、静けさの中で、印象的に存在感を出したいのかも?
そんな風に思いました。
譜読みって、考古学で謎を解き明かす様なワクワク感がありますね。
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