声楽レッスン、今週は新しい曲に進みます。

いつも新しい課題曲に入る時はワクワクしますドキドキ
どんなストーリーで、音楽でどう表現されているか?を考えるのが大好きですラブ
大学で文学研究をしていたので、考察するのが癖ですね。一曲でレポートや論文が書けそうだったりします(笑)

イタリア歌曲Caro laccio。何曲目になるんだろう?10曲位やった気がする。
その殆どが愛の歌で、「例え辛く苦しくとも、愛し続けよう」というテーマが多い。
同じネタで、よく幾つも曲が誕生するもんだねびっくり
イタリア人って、こんなに恋愛三昧な生き方なんかいな?
しかし、同じ様なテーマでも、様々な雰囲気や心情があるので面白い。
前半は、「絆」「結び目」「縛り付ける」という単語が溢れています。
後半は、「絆」と「結び目」がどういうものか?という内容(心情)が描かれています。
後半の、苦しい→楽しい→満足という移ろいゆく心情が、音楽によって上手く表現されています。
真ん中のpeno(苦しむ)という単語は、装飾音が付いて軽やかで楽しげな音。
その次のgodo(楽しむ)という単語は、シンプルに、シ〜ド〜と陰りのある音。
旋律が歌詞と反対の雰囲気を醸し出しており
 苦しみであっても楽しいんだ。
 楽しいけれども、本当はその内に苦しみを抱えている。
という気持ちが表れて来ますね。

苦しみと楽しみが隣り合わせな恋愛感情を、ホンマ上手いこと描いてるな❗️と思いました。

他にも、心理描写が凄いなと感心している箇所があるのですが、全部書き出すとレポート並みの長さになりそうなので、この辺にしておきますウインク