声楽の感情表現について、自分なりに歌詞に浸り感情移入していましたが、その曲の文化・国民性を考えなくてはならないと気付きました。
只今、イタリア歌曲《Star Vicino》をやっています。
前半は、愛する人の側に居る〈喜び〉
後半は、恋焦がれている人から離れていることの〈苦しみ〉
私は前半部分は明るく甘く、希望に満ち嬉々とした気持ちで歌い、後半を切なくて苦しい気持ちを歌う練習をしていました。
前半はmfで、後半はmpで始まります。
どうすれば、この雰囲気の反転・変化を、より伝える事ができるのか?
先日のレッスンで、愛の苦しみの表現は、どの様にすれば良いか、質問させて頂きました。
先生はいつも、一つ質問するだけで、私の知りたい事を全て分かって下さって、教えて下さるのでとっても嬉しいです
技術的なことや変化の付け方、
歌詞については、どの単語に重きを置くか、自分なりに考えて良いと、教わりました。
そして、衝撃だったのが、
後半の〈愛の苦しみ〉は、歌詞をはっきりと歌い、激しく、強く押し出す感じ
ということでした。
私は後半mpである為、切なくて、離れていて心細い、儚いという解釈でいたのです。
↑これって、日本人的な感覚なのでは⁉️
わびさび文化
イタリア人の喜怒哀楽の表現を知らないと、間違ったことになるんじゃ…
イタリア人の苦しみは、激しくて主張する感じなのかもしれない。
これから、イタリア映画を観たり、イタリア文学を読んだり、イタリア人とその文化についても、学んで行こうと思いました。