筋トレについて、どんな問題を抱えているのかもう一度考えてみたいと思います。

まず筋トレをするという人はおそらく何か目標があるわけです。例えば単純に筋量を増やしたいのであれば、それは正しいのかもしれません。ただ、パフォーマンスを上げたい、身体能力を上げたいと考えるのであればそれは必ずしも正しくないのかもしれません。



一般的に陥りやすい考え方の図式。。。



身体が使えない筋力が足りない


筋力を鍛える身体が使えるようになる



この図式自体がそもそも間違っているように思うのです。

運動神経の悪い人がどれだけ筋トレをしても、運動神経はよくなりません。

現代社会において、あまりにも筋トレにスポットが当てられ、あたかもそれをすると全てがよくなるように騒がれ過ぎているような気がします。


ちなみに、経験則から身体の声を聞かずに筋トレを続けると、身体が鈍感になり連動が悪くなる危険性があるように思います。



大切なことは何をしたいのかを明確にすること。筋量を増やすことと、使えるようになる(神経回路を増やす)ことは別ベクトルにあることを理解しておくべきだと思います。




それでは神経回路を増やしていくトレーニングはどうするのか。



一見地味なことを続けるしかありませんw



まず優先すべきは力の抜き方を覚えることではないでしょうか。

もっと言うと、力が入ってることに気づくことが最初の一歩。

ただ、これが実はかなり難しい!


24時間365日ずっと一緒にいる身体なので、実は緊張状態を自然の状態だと勘違いを起こしてしまっています。



二の腕の力は抜けていますか



前腿の力は抜けていますか




知らず知らずに入っている力を抜く為には、丁寧にさすることが極意なようですよw




こういうことを書くと、今度は段々正しさばかりを求めて足を止めてしまう人がいるかもしれませんw

目標を持って歩んでいる人にとって大切なことはとにかく歩み続けて下さい、その中でいろいろ試してみることをお勧めします!


呼吸法開眼・ボイストレーナーkamin







声楽の腹式呼吸の練習法の1つに、腰に息を入れる感覚を強化するトレーニング法があります。

要約すると一般的には身体の前側しか意識出来ていないので、後ろ側も使えるようになるトレーニングです。


で、これも人によってはとても大事な練習ですが、人によっては毒になる可能性も。


特に自分の身体の感覚を無視して、形だけに没頭していた昔の私のような人間にはとても危険。

なぜなら身体の声を聞かずに形だけに拘った練習を続けていると、だんだん呼吸が不自然になっていくのです。そこでうまくいかないのは練習が足りないのだと思い込み、そしてまた練習を頑張ると余計に連動がおかしくなっていく。。。


身体の後ろ側の開発がとても大事なことは置いといて、今にして思うと、当時は腰に息を入れる意識が強すぎて、肋骨をガチガチに固めて胸が全く使えていない状態というか。。。


要は不自然だったんですねwww



どんな練習法でも、自然から逸脱する場合は本当に気をつけなければいけません。

しかし難しいのは、目覚めていない身体にとっては何が自然かそうじゃないかは判断がつかないので、やはり適切な指導者は必要です。


しかし、そう簡単に近くにいない場合も多いものです。

そんな時は身の回りを探すしかありません。


そんな時、お手本にお勧めなのは。。。


「赤ちゃん」です!!


腰だけで呼吸している赤ちゃんは見たことがありませんwww


肩甲骨が硬い赤ちゃんも見たことがありません。



呼吸法や発声、特に声楽においては指導者は必須だと思います。

しかし時に何が自然で不自然か分からなくなった時は、ふと外に目をやってみると、身の回りにいる「赤ちゃん」や「動物」、「自然」などからヒントを貰えることは多いのかもしれません。


呼吸法開眼・ボイストレーナーkamin

筋トレの闇ておどろおどろしい題名ですが。。。


(今からの話は順風満帆に物事が進んでいる人向けではないので、あしからずwww)



筋トレは無条件に身体にいいことだと思っていませんか?筋トレはすればするほどいいと思っている人はいませんか?


他の分野はおいておきまして、歌のパフォーマンスにおいて語るならば、大事なことはインナーの筋肉をいかに使いこなせるか、そして「連動性」がとても大事です。


で、今からの話は元々インナーを使えている人や身体操作に長けている人、身体感覚に凄れている人が筋トレをするのは全く問題ありませんが。。。


私と同じような不器用タイプなら、

鍛えているつもりでもアウターばかり鍛えている可能性がかなり高いことは知っておいて下さい。



よく世間では「インナー」が大事と騒がれていますが、どうやら世間で言われるほどインナーの筋肉にアプローチする、インナーの筋肉を鍛えるというのは難しいようです。大抵は自分がインナーだと意識して鍛えている筋肉はアウターだそうです。


ところで、「アウター」の筋肉を鍛えると何が問題なのか。1番の問題はまず身体の感受性が衰えていきます。そしてアウターにスイッチが入るとインナーにスイッチが入らなくなります。もう1つ問題なのは、部位だけを鍛えることによって連動性が失われていきます。



では、どうしたらいいか。。。



筋トレの必要性をもう一度、ご自身の身体に耳を傾ける以外ないような気がします。


大事なことは、周りが言ってるからで鵜呑みにしないこと。

例えば先生の言うことですら、その先生がもともと連動性を持った身体能力のあった人で筋トレが大事、と言っているのと、全てを分かった上でアドバイスをくれている場合では、全く意味合いが変わってくるからです。


真面目な人ほど、がむしゃらに筋トレを頑張って身体の連動性が失われる、それだけは阻止したいのです。



それでも、ジムに行きたいのですがどうしたらいいですか、と聞かれたら筋トレよりも有酸素運動やスタジオプログラムに参加してみてはどうでしょうか。それなら身体の連動性が失われることは少ないと思います。



大事なことは、世間の常識が本当だとは限らないこと。実は良いと言われていることが、良くないこともたくさん存在しています。



大切なことは自分にとっていいかどうかをちゃんと自分自身に問える力、一重に「感性」がとても大事なんだと思います。



呼吸法開眼・ボイストレーナーkamin