僕は、覚醒剤取締法違反で逮捕された元教員です。









雨が続くので、なかなかポスティング作業に出られずに困っています。


とりあえず、今できることを毎日やろうと利用者に話しています。






上司や社長から今後のビジョンが全く見えてきません。


このまま事業所は閉鎖されてしまうのかなー、なんてパートさんと話しながら、

せめて今いる利用者さんが路頭に迷わないように、

今のうちに一般雇用(障害者雇用)につなぐべく、

日々奮闘しています。











今のところ、3人の利用者さんが就職に向けて動き出し、あと1人は自分の力で行きたいのか、全く相談もしてきませんが、自分で大々的な目標を掲げておられるので、それなりにスイッチは入ってきたのかな?という感じです。


本来ならば、利用者の数を激減させると私達の仕事がなくなってしまうので、今まで積極的に促してきませんでしたが、

残念ながらA型事業所に将来はない、と僕は個人的に考えています。












だから、いきなり上司や社長から利用者さんが、来月から別の系列事業所に自力で通ってもらいます…と突きつけられる日もそう遠くないように推測されます。


彼らはメンタルが弱いです。

環境の変化が苦手な人が多いです。











そうなると、障害者雇用2.5%を達成すべく日々奔走している一般企業への就職を推し進めておきたいのです。


それが、僕とパートさん達スタッフの総意であり、だけど、上司は自分の考えやビジョンを示さないので

スピード感をもって勝手に取り組ませていただいています。









本当はB型の人達にも将来的な就職を促したい。


だけど、残念ながらまだメンタルにブレがあり、

一番大切なことが定着できていないのです。


無理に焦らせてもうまくいかないし、

とりあえず毎日通えるようになってから。


こちらがいくら焦っても、背中を押してあげても、

自分のペースというのがあります。


ただ、今だ!というチャンスは逃してほしくない。








自己肯定感が低い方が多いけど、

案外うまくいくのではないか…と思っています。


50代になっても、80代の年金をあてにする彼ら。


親はいつまでも元気なわけではありません。


たとえ障害者枠でも、少しでも自分で稼いで親を安心させてあげてほしい…







僕は一就労支援員であり、家庭の問題にまで踏み込むことはできないけど、

障がいをもつことで、引きこもったり泣き寝入りしたりするような時代ではない。


むしろ企業は、障害者を求めている。






企業側が理解が伴うとは言いきれないけど、

それでも障がい者だから「かわいそうな存在だ」みたいな捉え方は、

当人にはしてほしくない。











僕自身身体障害者手帳を持っているし、クローズ就労だけど、普通に働いている。


症状や特性は人それぞれ異なるものだけど、

自分の将来は自分で切り拓くしかないのだから。


結局、病気のせい、症状のせい、家族や元上司のせい、育ってきた環境のせい…

そういう言い訳を続けている先に明るく生きる未来は待っているのだろうか。








今のままでいい、なんて思っている人は少ないと思う。

沈みかけた船にどうしてもしがみつかないといけないような理由がないのなら、

私たちは船員として少し大胆にでも、乗員の背中を押したい。







最近少しアグレッシブですが、

元気なのかイライラしているだけなのか

自分ではよくわかりません。





今日も梅雨空の中熱い思いで一人一人と向き合ってきます!