僕は覚醒剤取締法違反で逮捕された、元教員です。
スッキリした朝です!
…と、最近なかなか言えませんが今朝の空はとても青いです。
外の世界に戻ってきて、1年経ちました。
保釈後2回の公判があり、そこから判決だったので外に出ても緊張感は続いていました。
執行猶予がつかず、実刑判決になる可能性もあるのではないか…
弁護士面会でも怖くてそれは聞けませんでした。
また、家族やパートナーにも余計なことを言うものではない…一人でモヤモヤしていました。
そういえば最近、ダルクの入所者が覚醒剤を使用し、そこから芋づるのように数人逮捕されたというニュースを見ました。
結局、周りに使う人がいればなかなかやめられない…
やめたいと思っていても、心の隅にいるもう一人の弱い自分が薬物に反応して理性を失う…
ダルクに入ったら安心。
NAに通えば安心。
…そんな甘いものではないことを実感したニュースでした。
結局、ここで使ってしまったらどうなるのか。
今ある暮らしはどうなるのか。
僕の場合は支えがすぐそばにあるし、ここで裏切ったらそれこそ一人ぼっちになってしまう。
また生活を壊すのか。
それでも正直、手に入れたいとか使いたいという欲求は定期的に沸き起こってきます。
だから、薬物を使う人から遠ざかるしかないのです。
NAでも、いつまでも自分が新入りでサービスを受け続けるだけではいけない…と思いながらも、
それほど濃い人間関係にならないように気をつけています。
個人的に連絡を取らない、とか。
僕は覚醒剤を使ってしまった。
警察に捕まった。
その事実は変えようがありません。
だからクリーン◯年という節目はゴールではなく、ただの通過点です。
当たり前の毎日を重ねていく。
そのことがいかに難しいことか。
もし、再使用したら懲役です。
何年も戻ってこれません。
衝動的にならずに、日々平穏に過ごす。
物足りない…それが普通。当たり前。
「病気」という熟語の「気」の意味について考えをめぐらせる朝です。