僕は覚醒剤取締法違反で逮捕された、元教員です。
今日頑張れば明日は休み。
週末の仕事帰りが一番幸せだと感じる場面です。
休日よりも。
逮捕を機に、突然に終わりを告げた人間関係。
たくさんあります。
それから、逮捕を知ってからも連絡をくれていたのに、フェードアウトしていった人間もいます。
ゲイのコミュニティなんて、そんなものです。
以前はいつも誘ってくれた人もほとんどの関係が切れました。
おそらく心のどこかで、こいつは再犯するかもしれないし、もうまともな人間じゃないから関わらないほうがいい…と。
実名報道までされた人間と関わりたいか…
置き換えて考えてみて、薬物事犯にかかわらず自分の周りに前科持ちがいても、普通に接することができるか。
たしかに、自信はないです。
それから、最近ニュースで話題になっている上野の夫婦殺害事件。
昨日、若山きらとくんが逮捕されました。
実名報道までされた僕があまり噂話などをするのはお門違いですが、ショックでした。
というのも、NHK for schoolというNHK番組で5年生の社会といえばこの子が出ている番組を授業でほぼ毎回見せていたのです。
5年生は2回担任したけど、この番組はいつも子どもたちのお気に入りでした。
そして、端的に学習内容を振り返られるので、とても指導に効果的だったのです。
当時小学生だったきらとくんは、笑顔が輝いているように見えました。
でも、それってもしかしたら画面の中だけのことだったのかもしれないし、
人の気持ちなんて分かろうとしても分からないものなのです。
笑顔がステキだから、純粋そうな態度を大人に対して見せているから、と言って決して安心はできないのです。
今の学校は働き方改革が優先されて当たり前ですが、子どもたちの抱える背景を想像すると指導者というのはそんなに簡単に務まるものではないのだと、改めて思います。
僕はもう教壇には立てませんが…
だから、その違和感に気づいて心を開放してあげられる大人がいれば、こんなことにはならなかったのではないか…と思います。
こんなことを書いてしまえば炎上するかもしれませんが、
どんな事件であれ、被害者の有無に関係なく加害者のねじ曲がった精神にはきっと取り返しのつかないほどの傷が刻まれているのだろうと推察されます。
一度ついた傷跡は、一生消えません。
だから、環境が大事だと僕は思うのです。
宝物は普段から箱に入れて守るのではなく、普段から手をかけてお手入れすること。
磨きすぎもよくないし、放置してホコリがかぶるのも違う。
今朝は世間の話題と重ねながら自分自身を振り返りました。
さぁ、今日頑張れば4連休です!
クリーンな一日を!